「ごろんずっしり さつまいも」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

ぱっと目を引く本物そっくりのさつまいもが表紙を飾ったこちらの絵本。
中も本物そっくりのさつまいもがごろんごろん並びます。さつまいもの生育過程が丁寧に描かれて、さつまいもはどのように畑で育ち、どの部分を私たちは食しているのかがわかります。
また、いくつかのさつまいもの品種が並ぶページでは、それぞれの特徴が良くわかります。そして、娘はこういった類のページはいつも「どれがいい？ママはどれたべる？」と選びたがり、やっぱりこの絵本でもそうした投げかけをしてきました。
迷ってじっくり見ても飽きない、見ごたえたっぷりの絵本です。

秋の時期、さつまいもが食べたいなと思ったら、ぜひこちらも読んで、さつまいもをもっと楽しみ・味わってください。

野菜の絵本を探していた時、おいしそうなさつまいもの表紙が目にとまりました。文章が小気味よく、読みやすいです。それになんといっても、精密な絵が美しい！　読み終わると、さつまいもを植えてみようと思い始めました。シリーズのようなので、他の野菜も読んでみたいと思います。

さつまいもをソダテたことがあります。
苗が細い茎だけだったことに驚きました。
植えたらしおれてしまって、失敗したと思ったら、それからの復活とすごい勢いで繁り始めた緑の葉っぱに驚きました。
それが集約された絵本です。
実際に植えてみるともっとさつまいもを知ることができると思うのですが、思いと感嘆の絵本には違いありません。

「どーんとやさい」シリーズ、今回はさつまいも。
表紙絵から、見事な雄姿に魅了されます。
サツマイモから出ている芽を見て、植えてみよう、とスタート。
そうそう、結構早く葉が立派になりますね。
茎をチョキンと切って畑に植えるそう。
夏の太陽のもと、葉っぱで埋め尽くされた様子は圧巻です。
太陽と葉っぱが作った力は、赤い根っこにたまっていくのですが、
まさに「ずずん　ずん」というオノマトペがぴったり。
途中、さつまいもの種類も紹介され、最近よく見かける安納芋も発見。
軽妙なオノマトペで、芋ほりもダイナミックに体感できますね。
巻末には、作者からのサツマイモの豆知識があり、いろいろ学べます。

いわさゆうこさんの「どーんとやさい」シリーズの最新刊は
　2022年8月に出たばかりの
　『ごろんずっしり　さつまいも』。
　いつもながらいわささんの写実的な絵に
　つい手が（もしかしたら、口が？）出そうになります。
　そして、その成長の様子も丁寧に描かれています。
　子どもたちが時々芋ほりでさつまいもを収穫することはありますが、
　いわささんは「真夏のさつまいも畑をおおいつくす、緑の海原」に
　感動するそうです。
　なので、この絵本では一面葉っぱの絵もはいっています。

　それと、なかなか目にすることのない
　地中の成長の様子も絵にしてくれているので、
　興味がわきます。
　さらには、今ではたくさんの品種を目にするようになったさつまいもも
　紹介されています。
　最近人気の「あんのういも」、よく見かける「べにあずま」、などなど。
　その形状の違いもよくわかります。

　この絵本を読んでいたら、
　焼き芋が食べたくなること間違いなし。
　「焼き芋やさ〜ん！」と追いかけるのは、サザエさんだけではありません。