以前、クモの巣を触ったらベタベタになったのがかなり嫌だったようで
それ以来、庭のクモの巣を祖母に頼んで全部ほうきで取っていました。
そろそろ「どうしてクモの巣をやたらと壊してはいけないか」を
教えなくてはと思っていましたが3歳児に上手く説明できなくて、
そんな時見つけたのがこの絵本でした。
子供が非常に怖がりなので、リアルな絵はどうかと思いましたが、
衝撃的な描写もなく、図鑑的な真面目さ(詳しさ)は特になくて、
でもきちんと簡潔に事実を伝えてくれている感じがします。
シンプルなイラストは分かりやすく、しかもとてもキレイです。
子供も食い入るように何度も見ました。
リアルな大きいクモの絵に少々ビビりながら見ていましたが(笑)。
「夜の黒」と「クモの糸の白」のコントラストがとても美しく、
今までと違った目線でクモの巣を見てくれたらいいなと思います。
何度か読んだ数日後、毎日の日課だった「クモの巣退治」がなくなりました。
でもクモの巣を探すのは今も好きみたいです。