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ちいさいねずみ自信を持っておすすめしたい みんなの声

ちいさいねずみ 作・絵:さとう わきこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784033301105
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,387
みんなの声 総数 11
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  • ねずみの大きさ

    タイトルは「ちいさいねずみ」ですが、私はこのねずみの大きさを感じました。
    月をかじりたいと、屋根に登り木に登り、しまいには月が出てきた山の麓にまで行ってしまいました。
    この行動力にはとても大きさを感じます。
    月に話しかけるシーンも、素晴らしいと思いました。

    投稿日:2017/12/02

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  • ちいさいねずみは まん丸のお月様をみて 「あんたは チーズでしょ。」
    お月さんを 取りたいと やねの上にのぼったりします
    このねずみの 純真さに ホロリとします。
    ところが 月は 三日月に  どうしても 月を取りたいと 高い高い煙突に登って、見ると 山の中からでてきて「なあんだ。」おつきさまは あんな ところに うちが あるんだね。
    山に向かって 走るのです。 なんだか 切ないほど ねずみの純真さが心に刺さります
    くたくたになったねずみは きのねっこの 小さな 穴で 眠ってしまいます
    さいごの 「おつきさんは かじられるのが きらいなんだね そんなに いそいで いかなくても・・・・・」
    お月さんは とても にっこり わらったようだった。
    このシーンは 切ないですね 最後の落ち   ネズミは子ネズミを12ひきも生んで 家族そろって月を眺めています
     このえほんにでてくる 月が ちんがり わらって 
    この ちんがりという言葉は さとうわきこさんのことばなのですか?
    辞書で調べましたが 出てきません 
    それとも 方言なのでしょうか?
    ちんがり 何度もおはなしにでてくるので ニュアンスは分かるのですが 
    教えてください! よろしくお願いします

    投稿日:2011/06/22

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  • ねずみの想い

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    お腹のすいたねずみは、空に浮かぶ月をチーズだと思い、どうにかして食べたいと思っていました。
    高い屋根の上にのぼっても、木の上にのぼっても、まだまだ手の届かない場所でした。ある日、お月さんの家の場所に気づき、そこへ向かって走り続けるのですが…

    ねずみが、お月さんをチーズだと思い、満月と三日月は別のものだと思い、一生懸命話しかける様子に、何とかその思いが届いてくれないかなあと思うことでした。
    そんな一途な気持ちが、ねずみを、素敵な場所へと導いてくれたような気がします。
    お月様がきれいに見えるこの時期に、子どもたちと一緒に読んでみたいと思いました。
    全体を通して、落ち着いた色遣いの世界は、お話そのものをじっくりと味わう雰囲気にしてくれることでしょう。

    投稿日:2009/10/01

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  • ちいさいねずみの壮大な夢

    秋の夜、窓から満月を見上げて、空を飛ぶ夢に思いをはせていた娘に、「ぴったりのお話見つけた!」と、今夜の1冊に選んだ絵本です。
    ちいさいねずみが月を見ながら言います。「お月さん、あんたは、チーズでしょ。」 もう最初のセリフから、娘はくすくす笑って、わくわくした表情で、お月様とねずみを見つめています。「お月さんは、ちんがり わらっていた」 娘は、「ちんがり」の表現が可笑しくて、またけたけた笑いました。
    ちいさいねずみの、壮大な夢。子どもの純粋な夢をそのまま絵に描いたような、かわいらしい物語なのに、本当に宇宙を駆け巡るようなスケールの大きさを感じます。さすがは、「ばばばあちゃん」や「せんたくかあちゃん」のさとうわきこさんですね!!
    娘にも、「はしごを架けたらお月様に届くかなあ?」と聞いてみると、「お空を飛べば、届くんじゃない? でも、どうやって、お月様の中に入ればいいの?」と、素直な子どもらしい疑問が返ってきました。そして、最後に、ちいさいねずみが家族そろってお月様を見上げる場面で、突然、「マドレーヌみたい!」と叫んだ娘。・・・「だってマドレーヌも、12人いっしょでしょ? 犬も12匹いるし。」 そうだね!
    このお話を読んでから、ますますお月様が身近な存在になったようで、今日も、夕方に、庭の花の水遣りをしながら、「お月様は、あのお山にいるのかなあ? Jも行ってみたいなあ、あのお山。でも、今はまだ夕方だから、お月様はいないかな?」と、すっかりお話の世界に入り込んで、ちいさいねずみと同じ気持ちになっている様子でした。

    投稿日:2008/11/02

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  • ねずみと月のお話

    町の片隅に、お腹をすかせた小さいねずみがいました。
    まん丸のお月様がチーズに見えて「ちょっとかじらせてよ」と言っても、お月様はちんがりと笑うだけ。
    三日月のお月様には、「あんたじゃないのよ。」と言うねずみ。
    また満月が近づき、ねずみはお月様が沈む山の向こうがお月様の家だと考え、そこで待つことに。
    それでもお月様はもっと遠くの山に帰ってしまうし・・・
    でも、山の中には木の実がいっぱい。
    お腹一杯に食べて、やがてそこで家族もできます。

    夜のお話なので、しっとりしたトーンで話はすすみます。
    最初は孤独なねずみだけど、最後には家族(子どももたくさん)ができて、みんなで並んでお月様を見ていて、なんだか心があたたかくなります。
    きっとお月様が、木の実がいっぱいの山の中に、ねずみを導いてくれたのでしょうね。

    何度か出てくる、お月様が「ちんがり」笑うというフレーズ。
    あとで「にっこり」が出てくるので、たぶん意味は「かすかに」とか「ちょっとだけ」の意味だとは思うのですが、辞書やネット検索で調べてみても、あまり出てきません。
    どこかの地方の言葉かなとも思ったのですが、さとうわきこさんは東京のご出身のようですね。
    さとうさんの造語かな。
    でも、なんとなく響きが良くて気に入ってます。

    投稿日:2006/04/07

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