この時期、世界で一番忙しいのはあの人ではないでしょうか。
白いひげをはやして、太ったからだを赤い服でつつんだ、あの人。
そう、サンタさん。
でも、サンタさんが今の仕事(!)につくまで
どうやってきたのか知っていますか。
まさか「ビズリーチ」ではないと思いますが。
そんな奇想天外なことを考えた人がいます。
アメリカの絵本作家スティーヴン・クレンスキーさん。
彼が作って、絵を描いたのはS.D.シンドラーさん。
その絵本が『しごとをみつけたサンタさん』です。
最初のページから、たぶんびっくりします。
だって、若い頃のサンタさんはスーツにネクタイ締めて、就活中なのですから。
最初に見つけた仕事が、煙突そうじ。
次に、郵便配達。
なんだか、サンタさんの仕事に近づいてきました。
レストランで働いた時にはつまみ食いで太ってきて、
動物園の飼育員をした時にトナカイたちと仲良くなりと、
サンタさんは私たちがよく知っているサンタさんになるべく
キャリアを積んでいきます。
そして、ついに・・・!
なんともユーモラスな話ではありませんか。
サンタさんなんか信じないという子供でも、
こんなに就活で頑張るサンタさんなら信じてくれるかも。