みんなが大好きなカレーの絵本はいろいろ読んできたけれど、この絵本はとても斬新で温かみがありとても印象に残りました。
お父さんやお母さんや住むお家からはまるで昭和の匂いがプンプン漂ってくるんだけど、カレーのたねだとかカレーの木だとか、とても斬新!
子供だけでなく、お父さんもお母さんも協力して家族みんなで力を合わせてカレーの木を育てるってのがとても好きです。
普通の両親だったらタネを見つけた瞬間に、「そんなの捨ててしまいなさい」だもんね、きっと。
近所の人にもたくさんごちそうしてしまったので、ぼくの食べる分を心配そうにしていた娘は最後のページを見て「あっ!もしかして!」ってすごく安心したような嬉しそうな顔をしていたので、その気持ちを持ってくれたことが母としては嬉しかったです。
これを読んで以来カレーを食べるたびに「カレーの種あったよ!」なんて笑顔で言ってくれる長女。
おかげで会話や笑顔が広がって、絵本っていいなぁって改めて思わせてもらえた一冊です。