「ちいさなよるのおんがくかい」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

「ちいさなよるのおんがくかい」は
まさに絵と文の調和が心地よさを生んだ作品といえるでしょう。

シンプルなお話は、声に出して読むときに
素直に心地よく耳に響きます。
例えていうなら、
歌詞の意味のない歌が
音楽の一部として調和する感じ。

想像力をかきたてる絵とその邪魔をしない文。
夫婦共作のなせる技でしょうか、
絵が文を　文が絵を
見事に引き立てています。

この絵本の絵を眺めながら
お話を耳に響かせた子どもたちは、
きっと素晴らしい夢をみることでしょう。
寝る前の読み聞かせにオススメしたい一冊です。

ページを開く毎に、拡がる夢のような絵と夢のようなお話。
１４のメルヘンのどれもが、夢の世界のようで、最後におやすみなさいと言われる前に、子どもは眠ってしまいそうなメルヘン集です。
心をくすぐるようなお話の作りにうっとりとしてしまいました。
そんなことあり得ない話を、押しつけがましくなく語り聞かせられるような味わいと、想像したら楽しくなるお話ばかりです。