あさのあつこさんの大ファンです♪
大人向け、子ども向け問わず、手当たり次第、読み漁ってます。
これは、青い鳥文庫の、テレパシー少女「蘭」事件ノートシリーズ9作目です。
「小学上級から」となっていて、漢字にはルビがふってあり、本好きの子なら、高学年でも読めると思います。
ただし、内容からすると、けっこう残酷シーンもあったり、中学生くらいからの方が理解できるかな?!
(NHK教育テレビでアニメも放映されてましたよね?!)
超能力を持った主人公「蘭」と「翠」が、BF「留衣」や兄「凛」とともに、不思議な事件に巻き込まれ、解決していくこのシリーズ。
今回は、謎の波動に襲われた蘭たち。なんと、波動の正体は、宇宙人だった?!・・・といっても、姿かたちは、古ぼけた小さな「キツネのヌイグルミ」!!話を聞くうちに・・・???
もしかすると、未来の地球はこんな風になるのかなぁ?というような、科学の発達した星からやってきた、宇宙人「ヒーン」。いくら快適でも、「感情」を持つことが許されないなんて・・・!悲しみや怒りなどのマイナス感情はない方が苦しまなくていいのかもしれないけど、苦しみがあるからこそ、喜びも大きいのだろうし・・・。
テレビ感覚で読み易いストーリーでありながら、友情や恋愛、人生の意味まで、深〜く考えさせられる物語です!
携帯小説ばかり読んでる、長女たち中学生世代に、ぜひ読んでほしいです。 大人が読んでもおもしろいですよ〜♪