「日本名作おはなし絵本 ちからたろう」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

風呂嫌いの老夫婦が、体の垢を集めて子どもの人形をこしらえると、なんと力もちの本当の子どもになるというお話。垢から生まれたちからたろうが大活躍！「ちからたろう」のお話はいくつかありますが、小学館から出ている日本名作おはなし絵本シリーズは、情緒を育む豊かな語り口の文章と個性あふれる絵が魅力です！

力強い強烈な絵にちょっとびっくりしてしまいますが、垢から生まれた”ちからたろう”が、弟子にした”みどうたろう”と、”石こたろう”共に、居心地の良い安住の場所が見つけられて、三人共、お嫁さんを貰うことが出来て、本当によかったなあと思いました。ちからたろうには、おんなのあかちゃんとおじいさん、おばあさんと暮らし、みどうたろうには双子の男の子、石こたろうには、お腹にあかちゃんが授かったみたいで私の一番喜ぶエンドで幸せをもらいました。

ふろに入るのが大きらいなおじいさんとおばあさんがいたという始めの段階で，面白がっていた息子でした．
おふろにずーっと入らないと垢だらけになっちゃうということを，この本で気づいたようです．さすがに毎日お風呂に入る現代の生活だと垢なんてそれほどひどいことにならないし，垢だらけになることに子どもが驚くのも分かるなあと思いました．
ちからたろう含め，出てくる男たちの力自慢っぷりにはすごいと驚く息子でした．
背景の色のせいで文章が読みづらいページが数ページあったけど，お話はとても面白かったです．息子はあまり昔話は読みたがらないけど，いろんな昔話をまた一緒に読みたいなと思いました．