少々字は大きくて、イラストもたくさん載っています。そして、お話自体もさらっと読めることもあって、結構短くまとめられています。
内容自体は高学年が喜びそうなちょっとオカルトめいたミステリーというジャンルだと思いますが、先に書いたように、良くも悪くも軽いタッチなので、小学校中学年くらいから、十分楽しく読めると思います。
ただし、このシリーズはどちらかというと「怖いもの」系なので、怖いお話が苦手なお子さんにはあまりお勧めできません。
進行役の男の子は、小学校高学年(はっきり何年生とは書いてません)。
依頼される秘密のバイトは、少々気味の悪いものが多いです。今回も、頼まれて人形ケースをある場所に届けるだけだったのですが、その人形が、ちょっと目を離したすきに、「どう考えても1人で動いた」ようだし…。1人で読んでいると、心拍数が上がってしまいそうな描写があちこちに出てきます。
でも、さすが、斉藤洋さん!それにポプラ社さんだな〜。子どもたちの喜びそうな話だな〜と、大人のわたしは楽しみながら読ませていただきました。
このシリーズは、ぜひ!うちの学校の子どもたちに紹介したいな〜と、思いました。