ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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8件見つかりました
絵が綺麗で読んでみました。 1という数字を面白く解釈して 話は進んでいくのですが 一回目は実はあっさりと読み終わってしまって、 こどもも読んだ私も「あれ?」という印象でした。 しばらくしてこどもが 「ねえ、ねえ色鉛筆18本だけど、ひとつの入れ物」と 急に言ったのです。知らないうちにこの絵本が 言わんとしていることを覚えていたようで 嬉しく思いました。 ふつうは物語があって、面白い絵本が良い絵本となるのでしょうけど こういう静かに後になって考えさせる絵本というのも もしかしたらアリなのかもしれません。 いま我が家では「ひとつ」遊びがはやってます。
投稿日:2010/10/14
この本を読んで、「ひとつ」の概念が、ぐわっと変えられました。 ひとつとは、たったひとつだったり、ひとつだけだったり、2つはない単体を考えていましたが、それだけではないんですね。 複数がまとまるとひとつになる。これまであたりまえのように経験してきたことのひとつひとつは、ほかのなにかといっしょになって、ひとつという大きな袋や包みやハコにまとまっていることに気づきました。 自分ひとりと思うと、ときに孤独を感じるけれど、みんなといっしょにひとつになると、幸せを感じるような。そんな気持ちがページをひらくごとに沸き起こるんです。 ことばにそえられた絵もあたたかみのある色調で、なつかしささえ覚えます。 子どもに読むのもよし、大人の友達にプレゼントするにもよい一冊だと思います。
投稿日:2011/10/07
参加した講習会で、講師の先生が読んでくれたのが、とてもよくて、帰ってきて、早速うちの子どもたちに読んでみました。 上の子は、「訳は谷川さんなんだ。なかなか面白いね」といっていましたが、宿題をしながら聞いていた下の子は「ふ〜ん」くらいの反応でした。 邦訳は谷川俊太郎さんなので、とてもリズム良く楽しく読めました。 なんともいえないのはやはり最後の1ページです。 「でもさいこうの1は ひとりっきゃいないぼく ひとりっきゃいないきみ」 原文は一体どんな風に書いてあったんでしょうか?英語が苦手なのが残念でなりません。 文章も素敵でしたが、なんといってもバーバラ・バリソンさんのイラストがよかったです!! これは版画絵なのでしょうか? 独特の質感と色合いに味わいがあって、いい感じでした。 特に、「めうし」のページのお尻を向けてるめうしや、野球チームの中にいるボールを食えた犬表情。ちょっと怒っているようなうさぎ達の瞳。 他にも、よく見れば見るほど色々こだわり(?)見つけられて面白かったです。今後は注目していきたい画家さんですね!
投稿日:2010/10/26
昔懐かしい感じの色合いに心を惹かれました。 一体どういう手法で描いているのでしょうか? クッキーなどが入っていたおかしの缶に書いてある絵のような・・・どこかで見たことのある感じのイラストです。 内容はストーリーがあるようなないような。 主にサーカスを舞台に進められているようです。 数がいきない5万とか子どもにはハードルが高いのですが、どことなく「ひとつ」がテーマであることは分かったみたいです。 静かな余韻が残る絵本です。
投稿日:2017/04/30
このお話は、みんな一つの物だという事が描かれていました。例えば車もタイヤは4つでも車で数えれば1つの物。この絵本を読んで、物は見方によっていろいろな見方ができるのだな〜って思いました!!うちの子もこの一つに見える発見に驚いて感心していました。
投稿日:2016/02/03
谷川俊太郎氏の訳なので 借りてみました 絵?版画? なんとも素敵な絵ですが 明るい雰囲気ではないのです でも、なんか、気になる・・・ カバーにある谷川氏の 「ほんやくが むずかしかった でも たのしかった」 の文字 原文はみてないけど 確かに難しいのでは!? 文章は短く 「詩」のようです 作者の紹介で「詩人」でもあることが 後でわかったのですが 最初のページで すぐに惹きつけられます いろんな物 いろいろな場面 1つだけど1つではない いろいろな数え方 哲学的かも うさぎの目つきが悪いのが 気になるけど(^^ゞ 最後に「う〜ん」 数字に表せばただの「1」 でも、いろいろ考えさせられました 訳し方が上手いのだと思われます
投稿日:2014/01/23
絵がちょっと怖いといっていた長男も一緒にみているとはまっていきました。たくさんあるものと、ひとつのもの。それらは別の個所で生きているのではなく、一緒に混在しています。忘れてはいけないものがそこにあるようにおもいました。兄弟はたくさんいても、あなたはひとつ、命はひとつ。
投稿日:2013/11/28
少し哲学的なのですが、リズミカルな谷川俊太郎さんの訳なので、 小学校のおはなし会で読んでみました。 『ONLY ONE』が原題。 「1」という数字の概念を語り、最後に大切な「ONLY ONE」を提示します。 選手が9人 チームは1つ。 児童たちには野球の選手たちが描かれたシーンが、一番わかりやすかったようです。 さりげなく女子も混じっているのが今風でしょうか。 ボールをくわえているマスコット犬(?)も愛らしいです。 1つにまとめる、という発想が新鮮ですね。 でもやはり秀逸なのはラストの「ONLY ONE」。 ひとりっきゃいないきみ。 算数として、人権として、詩として、など、様々に活用できそうな作品です。
投稿日:2011/06/24
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