一年生って、知っている道と一本違う道を通っただけでも不安になる子もいると思うのです。
わが長女も入学したての4月、学校に行く道は覚えたけれど、帰り道が分からなくなって(違う門から出てしまったらしい)、泣きながら通学路とは異なる方角から帰ってきたことがあります。
お母さんから行っちゃダメと言われた道の向こうに行く罪悪感、友だちを放っておけない気持ち、はじめての町、はじめての経験をするワクワク感など、子どものみならず大人でも楽しく読めます。
迷子になってしまったみほちゃんを、友だちの友だちもみんなで探すシーン、大好きです!心細かったのが、一気に晴れるような気がしました。
シリーズのほかの本も読んでみたいです。