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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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木を植えた男自信を持っておすすめしたい みんなの声

木を植えた男 作:ジャン・ジオノ
絵:フレデリック・バック
訳:寺岡 襄
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1989年12月
ISBN:9784751514313
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 27
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  • 崇高なドラマ

    南フランスのプロヴァンスの、人も離れていくような荒野で淡々と木を植え続けた男の物語。
    失敗しても、失敗しても、黙々と作業を繰り返す男。
    家族を失って孤独な境遇と男の生き様が、とても壮大なドラマを展開しています。
    その地で男と出会った青年には、その行為がとても崇高なものに思えました。
    第1次世界大戦で戦場に出た青年が、戦後心をいやすために再び訪れたその土地には、カシワの木が育ち始めていました。
    緑化されていく土地は人々を魅了したり、伐採されたり、時代や社会に荒く扱われますが、男は黙々と木を植え続けます。
    エルゼアール・ブフィエ氏の生き様は孤独であるだけに、一つの信仰のようにも思えます。
    現在では緑あふれる場所となったプロヴァンス。
    バック・フレデリックの絵からは土の匂いがするようです。
    骨太で渋い絵本。
    じわりじわりと心に響いてきます。

    投稿日:2011/10/13

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  • 何度も読みました。
    作者の自分の体験をもとに書かれていることは、後から知りました。

    はじめの言葉は、聖書の中の言葉のように思いました。
    絵も効果的で太陽に引き込まれそうです

    第一次世界大戦から第二次世界大戦という長い年月を大地に木を植え荒れ果てた地を幸いの地として、よみがえらせた一人の男の人の生き方に感動しました。

    彼は息子と妻を亡くし 悲しみの中、苦しんだのだと思います。
    孤独の世界にこもっていましたが、彼は何かためになる仕事をしたいと考え前向きに生きたのです。


    木のない土地は、死んだも同然。
    不毛の地に生命の種を植え付けること。

    それは 人間が生きていく上で、自然の中の木や水の与えてくれる恵みを、守ることが大切であると知り  一人で しかも戦争のさなかでも 種を植え続けていたのです。
    その地道な行いに頭が下がる思いです

    なかなかできることではありません。

     人間は愚かにも戦争で人を殺し大地を破壊しているのです

    彼は 何が大切かを 神様に導かれたように木を植え続けたのです。

    後の人々は彼のおかげで 平和に豊かに生きることができているという事を知りませんが・・・・

     自然の恵みには いつも感謝しなければならないと感じると思います

    今の 私たちも 地球の温暖化や 砂漠化 戦争など、問題をかかえています。

    この絵本は、私たちに今何が大切にされなければならないか 警鐘をならしてくれているのだと思いました。

    大人がまず学び、この中の教えを子供たちに伝えていく
    高学年のこどもなら 少しでも分かってくれると思います。
    中学生 高校生にも是非読んで欲しいと思います。

    歴史  その中を生きている一人の人間の生き方のすばらしさがこの絵本には描かれていると思います。

    何度も何度も 繰り返して読みたい絵本です。

    投稿日:2010/01/06

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    1
  • 未来を見据えた行動に感動します。

    何十年もの間、あれ果てた土地に木を上続けた男のストーリーです。
    やがて森が再生し、大地がよみがえるという、盛大なストーリーになっています。
    未来を見据えて行動した主人公に頭が下がります。
    目先のことだけでいっぱいな現代の人々・日本の政治・・・色々考えさせられました。

    投稿日:2021/04/27

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  • 感動

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    フレデリック・バックの絵なのですが、
    絵本版ではなく、
    本の形で、文章も長かったので
    自分用に読みました。

    黙々と木を植え続けるって、簡単なようで、
    ものすごい孤独や不安と戦っていたのではないでしょうか。
    途中、そういう描写も少しあり、
    そこに人間らしさが出ていて、
    静かに感動しました。

    コツコツすることの大切さ、
    低俗でなく崇高な目標だからこそ人に感動を与えるのだと、
    いろいろ考えさせられました。

    投稿日:2019/07/26

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  • 黙もくと木を植え続けた人生

    一人息子を失い、まもなく奥さんもあとを追った。そこで世間から

    身をひいて、まったくの孤独の世界にこもり、羊と犬を伴侶に

    しながら、ゆっくりと歩む人生に、ささやかな喜びを見出した。

    不毛の地に生命の種を植え付ける・黙もくと木を植え続けた

    ブフィエ氏のことが描かれてました。たった一人の男が、その肉体

    と精神をぎりぎりに切りつめ、荒れ果てた地を幸いの地として

    甦らせました。感動物語でした!

    投稿日:2019/07/18

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  • “あきらめない。”って、心が強いこと

     一人の若者が、フランスプロバンス地方の山深い地域に足を踏み入れ、出会った男の話。
     若者と男(エルゼアール・ブフィエ)の出会いから、34年間にわたる話です。

     厳しい環境に人間社会も荒廃し、自然も瀕死状態の中に男は住んでいた。
     家族を失い世間から身をひいて、孤独の世界へ。
    ゆっくり歩む人生に、喜びを見いだしていた。
     
     しかし、ここからが彼の人格をうかがわせる行動。
     
     ただのんびりと過ごすより、何か為になる仕事をしたい。
     木のない土地に良き伴侶をと考え、不毛の地に生命の種を植え付ける事を決意。
     気の遠くなるような作業を黙々とおこなう男(エルゼアール・ブフィエ)。

     無口な男の手と魂が、なんの技巧も凝らさずに、長い年月をかけ、作り上げたこの神の御業にも等しい偉業。 
     
     魂の偉大さのかげに潜む、不屈の精神。
     心の寛大さのかげに潜む、弛まない情熱。
     これらがあって、すばらしい結果がもたらされる。
     
     という、結びの文に感動してしまいました。
     
     色を失った世界の描写から、巻末に向かい明るいトーンの色が増えていき、生気と安らぎを取り戻した様子が美しい。
     圧倒される内容を臨場感たっぷりに、読者に伝えてくれる素晴らしい絵でした。
     
     “名誉も報酬ももとめない、おくゆかしい行いは後の世の人びとにあまねく恵みをほどこすもの。”
     
     という巻頭の文が、読後心にしみいります。
     
     「“あきらめない。”って、心が強くないとできないね。」と、息子がポツリ。
     一週間程連夜、読んでいました。

    投稿日:2009/10/06

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  • 小さなことからはじめよう

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    過去にアカデミー賞短編映画賞を受賞した話を絵本として新たに描き起こしたものです。
    なるほど、人を深く感動させる素晴らしいお話です。

    一人の人間の力などちっぽけで頼りないものと、はじめから何も行動を起こさない人は少なくありません。
    でもこの絵本に出てくる男の人は違います。
    毎日毎日、木を植え続けます。生き残れるのはそのうちのわずかだということを知りながらも。

    黙々と木を植え続ける男の行動力、信念に心打たれます。
    戦争で地球を汚していく多くの人がいるなかで、小さな力で美しさを取り戻そうとする気持ち。
    世の中の人がみなこの男のような気持ちを持っていたら、地球はどれだけ美しくなれるのでしょうか。

    男の努力は実を結びます。
    幸せな暮らしができる村の人々の影には、たった一人の男の努力が隠されているのです。
    小さなことからでも何かはじめよう。
    そんな気持ちにさせられます。

    投稿日:2009/03/14

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  • 大人が感動する絵本

    • オカズさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子22歳、男の子19歳、男の子10歳

     どんぐりを植えていくことは小さい子どもでもできます、100粒ぐ
    らいなら。でもそれを毎日続けるとなると子どもには想像もできない
    のではないでしょうか。大人でさえも。ましてこの本に書いてあるよ
    うに35年以上続けることは考えられません。まさに「継続は力なり」を
    説明しているような絵本です。
     最初から具体的な年数を決めて始めたらできないことかもしれませ
    ん。今日までできたから明日もやろうと思い、その結果が35年以上の
    年月になったのだと思います。
     最近テレビで見たのですが、医者のいない島で急病人が出たときに、
    島民を本土まで運ぶための救命艇を運転する仕事を36年間続けた人が
    いました。いつ急病人が出るかわからないので、毎朝船のエンジンを
    かけて船の調子をチェックし、寝る時も普段着のままです。もちろん
    36年間旅行にも行けません。世の中にはすごい人がいるものだと感じ
    ました。
     この絵本のブフィエ氏は自分のやっていることを宣伝しません。で
    すから植えたどんぐりによって広大な森林ができた時も、人々は自然
    にできた森だと信じています。まさかこんなに広い森がたった一人の
    人の手によってできたとは想像もできないからにほかなりません。
     またこの絵本は、ブフィエ氏が作ったのは単に森だけではなく、そ
    のあたりの村々と、そこに暮らす人々の笑い声や陽気な声も作ってい
    ることを教えてくれています。

    投稿日:2008/11/19

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  • 一歩ずつ、確かな足取り

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    お話は、1913年にさかのぼります。
    旅人が、三日間、草木のまばらな荒地を歩き続けてたどり着いた村に、残っていたのは廃墟。
    そこで、ひとりの羊飼いの男が、ひっそりと暮らしていました。
    その男がやっていたのは、木を育てること。広い荒野に一粒ずつ種をまいていくことでした。
    気も遠くなるような作業。そして、必ずしも育つ保障はない作業。ただ黙々と、何の見返りも求めず、人々のために行うその作業にただただ感心させられました。
    どこか淋しげに思えるおじいさんですが、その木を育てる思いは、どこか子育てに似ているようにも思えました。
    何の見返りも求めず、多くの人のために行った行為、その精神を見習わないといけないなと思いました。
    暗い中にも、どこか光を感じさせてくれる背景描写にも、魅力を感じました。

    投稿日:2008/11/09

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  • 実在の人物ではないらしいけど。。。

    自分用に読みました。
    有名な本なので仕方なく読んでみた本ですが、実際よんだら、引き込まれました。
    人里はなれた辺鄙な場所にすむ老人。
    彼一人でいったい何ができるのか。
    彼は木を植えていた。
    一人で。
    黙々と。
    周辺でおきている いざこざに巻き込まれず、
    ただひたすら木を植えた。

    一人の男が 貫き通した信念。
    やがてそれは 人々に幸福をもたらすことに・・・
    最初のページから 息がつまりそうになりました。


    「人格者、それはこういう人のことだ」

    ちょっと気が重くなりそうな気がした。
    でも 惹きこまれる。
    偉業。
    それはこういうことかもな。感想を一言でいえば、こういうことです。

    ぜひ一度は読んでほしい本のひとつとなりました。

    でも実在の人物では ないんだって。
    なぁんだ、がっかり、なんて思わないで。

    たぶん、それは作者だけが知っている。。。

    そんな気がしました。

    投稿日:2008/05/30

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