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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

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むかしのこども自信を持っておすすめしたい みんなの声

むかしのこども 作・絵:五味 太郎
出版社:ブロンズ新社 ブロンズ新社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1998年
ISBN:9784893091499
評価スコア 4.36
評価ランキング 14,798
みんなの声 総数 21
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  • 私、むかしのこどもです

     絵本作家五味太郎さんの功績は大きい。
     私の娘たちがまだ小さかった頃、もう30年近くになりますが、五味さんの絵本でどんなに楽しませてもらったことか。
     独特な絵のタッチ、勢いのある言葉、それはもう子どもそのもの。
     生きる強さのある絵本です。
     だから、五味さんの絵本は懐かしいし、今でも大好き。
     私にとって、五味太郎さんは欠かせない絵本作家です。

     この絵本のタイトルがいい。
     「むかしのこども」って、いつのこども?
     読んでいる子どもたちにとっての、お父さんやお母さんが子どもだった頃。
     今の子どものお父さんとかお母さんは、昭和という時代の終わりのあたりの子どもでしょうが、この絵本の「むかしのこども」はおそらく昭和30年代とか40年代あたりではないでしょうか。
     ちなみに、五味太郎さんは昭和20年(1945年)生まれです。

     「むかしのこども」はよく「ぐずぐずしないで」といわれました、とあります。
     それは、「むかしの暮らし」がいそがしかったから。
     そういわれれば、そうかもしれません。
     洗濯機とか車とか便利なものが普通の家庭にもはいってきた頃ですが、逆に背中を押されるようにいそがしくなったのはどうしてでしょう。
     人は便利さを発明しながら、ちっともゆったりとしない、変な生き物です。

     「むかしのこども」には「むかしの大人」はとってもしっかりしているように見えました。
     でも、この絵本を読んで少しわかったのですが、「むかしの大人」は「こどもは小さいしぼんやりしているから、ま、適当でいいだろう」と、考えていたからかもしれません。
     今の大人はとってもいい大人で、子どもにもきちんと話をしてくれます。難しい言葉でいえば、子どもの人格を認めてくれています。
     そのせいで、いまの大人はあまりしっかりしているように見えないのかもしれません。
     おかしいけれど。

     いまの子どもも何年か経てば「むかしのこども」になります。
     その時に、そういえばあの時はこんな時代だったと思い出すのは、あなた(読者)自身。
     五味さんのこの絵本のように、「そんなむかしでも精いっぱい、元気に楽しく暮らしていました」と書けるでしょうか。

    投稿日:2014/03/09

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  • どこから昔なの

    「むかしはね」ってよく言う。
    「むかしだね」ってよく言いかえされる。
    どこからが昔なんだろう。
    この本も出版されたのは昔だ。
    この本に描かれた昔だから、昔よりもっと昔のことだろう。
    でも、よく考えたらそんなに変わっていない今があるような気がする。

    「いまはね」ってよく言われる。
    「いまの子は」ってよく言ってしまう。
    よく考えたら、今もどんどん昔になっているじゃないか。

    なんとなく、自分たちの子ども時代とは違っているのだけれど、子どもは子どもなんだと思ったら、「なんだ、あまり変わっていないじゃないか」と思ってしまう。
    今も昔もずっとつながっているんだと、当たり前のことがとても大事に思えてくる。
    気が付いたら、自分だけは年をとってきた。
    「むかしは」っていうのは、子どもに対するひがみかもしれない。

    五味さん。
    この絵本はそんな本ですね。

    投稿日:2011/06/02

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  • 子どもへの応援本

    昔の子どもと説いて今の子どもと読む。
    昔の今もこんなもん。子どもじたいは変わらない。頑張れよ。
    五味太郎風の応援に聞こえました。

    母が「そうそう!そうやったわ!」と言うのが早いか、娘は「今もや〜ん!」と、いかにも作者がほくそ笑みそうな素直な反応をしていました。
    「そうそう、そうやね〜ん」と、嬉しかったようです。代弁系絵本?

    自分だけがこうなのでは。
    視野の狭い子ども時代には陥りがちな孤独感が、この本でなぁんだ〜に変えられてしまいそうだなと思いました。
    小学校時代、クラスでも図書室でも家庭でも、どこかの本棚に立っていると救われるかもしれませんね(^^)

    投稿日:2009/01/17

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  • 今もあまり変わらない気がします

    私は、勿論”むかしのこども”なんですが、生活が便利になって、余裕が確かに出来たのですが、忙しくしていて”ゆとり”が、今も昔も変わらなくないなあと思いました。いつも時間に急かされて育ってきた私ですが、結局孫たちにもいつも急かせてやらせているようなので気がして絵本を読んで一人で反省しながら読みました。心に余裕を持って孫たちと接したいと思いました。

    投稿日:2019/01/14

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  • 今も昔も…

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    『むかしのこども』は、パチッと目が覚めるまでゆっくり寝ている、というわけにはいかなかった。
    それは、今の子どももいっしょ…
    昔の暮らしは、忙しかった。
    決まった時間に、きまった場所へ行かなければならなかった。
    そして、今は…

    「昔はよかった。」
    「昔は大変だった。」
    よく耳にすることばではあります。でも、今の生活をよく考えてみると、そんなに変わっていないのかなあ。
    いいこともあれば、悪いことだってある。みんな、ひとまとめにしてどうこう言いがちですが、見方によっては、こうあるんだなと、気づくことができます。
    改めて、こどもの現状と、あるべき姿について、考えるきっかけになりました。
    五味さんらしい、リズミカルな文章にのって、どんどん読みすすめていくことができました。

    投稿日:2009/10/13

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  • 五味太郎さん

    五味太郎さんの作品だったので選びました。昔の子供の大変さややるせなさを分かりやすく描いた絵本だと思いました。さすが、五味太郎さんだなと思わずにはいられませんでした。昔の子供は根性があったと作者は言っていますがそういえば通りだな!と思いました。どんな環境の中でも子供は楽しい時間を過ごす達人だなと感心しました。状況に不満を言わずに楽しもうとする姿勢は私こそ学ばなければならないことだと気がつきました。この絵本の御蔭です。この絵本と出会えてよかったです。ますます五味太郎さんのファンになりました。

    投稿日:2007/12/29

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  • むかしもいまも

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    五味さんの作品中でも哲学的な内容です。五味さんならではの独特の視点が気に入っています。
    「むかしのこどもは・・・でした。ですからXXしなければなりませんでした」このように綴られていますが・・・うん、、ちょっと待てよ。結局むかしもいまも変わらないんだな。おとなの規範にこどもは押し込められちゃっているのか、、うぅむ。そんな印象を受ける作品です。大人を意識し始めた年代の子向けだと思います。

    投稿日:2007/03/14

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  • 今の事・・・?

    五味太郎さんの作品は 大好きです。言葉も絵も 楽しいです。この本は、内心 ドキッとしました。子供の時、「大人って、勝手。自分はこんな大人に ならないぞ。」と、思っていました。でも・・しっかりそんな大人になっていました。考えてみれば、本の通り 大人の都合、ルールを 子供に ずいぶん押し付けているな・・。子供に 読んでの反応が 楽しみです。

    投稿日:2006/12/12

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  • むかしのこどもは、おかあさん!

    母子共に、五味作品の大ファン。
    それで、一緒に読みました。
    むかしの子供VSいまの子供のお話ですが、この作品の魅力はむかしの子供イコール私たちを表してくれていることと思います。「お母さん達は、こういう風だったんだよ」って言わんばかりの作品でした。「そうそう、そうだったんだよ」と息子に言いながら、読みました。

    投稿日:2003/11/22

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  • リズムがたのしい

    大好きな五味太郎さんの本です。なんといっても、書き出しのリズムがおもしろい。「昔の子供は・・・」からはじまり、「え?いまの子供もですって」で終わるリズムがある本です。長い文章ですが、このリズムのおかげで、子供たちもジーと聞いていました。

    投稿日:2003/09/12

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