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いつかどんぐりの木が自信を持っておすすめしたい みんなの声

いつかどんぐりの木が 作:イヴ・バンティング
絵:ロナルド・ハイムラー
訳:はしもとひろみ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2000年10月
ISBN:9784265068029
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,594
みんなの声 総数 11
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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  • 未来への希望

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    まず、絵が素敵っていうのが第一印象でした。穏やかな風がこっちにまで吹いてきそうな、大きな木と草原。そして親子。この表紙の絵を見た時点で、素通りはできませんでした。
    家族だけでなく、みんなに愛されていた大きなどんぐりの木。ある日異変に気づいたのは、その家の娘であるアリスでした。
    調べた結果、木の根元に化学薬品がまかれたらしい。そのせいで木がどんどん弱っていくのです。
    周囲のみんなのたくさんの協力を得て木の快復を祈りましたが、その願いは届かず。木は生きる力をついになくしてしまいました。
    そんな絶望的な状況を知ったアリスがとった行動。それが、いつも集めていたどんぐりの実を埋めることでした。そんな悲しい状況でも、未来への希望を自分で見出したアリス。自分で出来ることを見つけたアリス。本当に凄いって思います。「いつかどんぐりの木が」・・・お願い。祈りよ届いて。
    本を閉じたあとも、しばし動けず、ストーリーから抜け出せないような余韻が残っていました。この本は、読み聞かせというよりは、子供自身が自分で読むことで何かを感じてほしいと思いますね。小学生くらいになったら薦めてみたいです。

    投稿日:2011/01/22

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    2
  • アリスのとった行動

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    子どもの目から見た環境汚染を静かに訴えるおはなしです。
    丁寧に描かれた絵から周りの人たちの気遣いが伝わります。
    中でも私が注目したいのはアリスのとった行動。
    子どもなりに、「今自分にできる事は?」と考えて、
    どんぐりを埋めるのです。
    単に「ひどい話ね」で終わらせるのではなく、
    前向きに視点を考える・・・。
    とても素晴らしいストーリー運びだと思います。
    小学校などで環境問題を学んだ時に
    子ども達に紹介したい絵本です。

    投稿日:2005/03/09

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    2
  • どんぐりに祈りをこめて

    1本の木が枯れていくのは、心無い人が薬品を撒いたからでしょうか。
    美しい風景の中で、心無い人の仕打ちに胸が傷みました。
    自然環境って、意外な脆さも持っていることを知りました。
    象徴的に描かれたお話ですが、環境を壊すのはやはり人間の行いでしょう。
    アリスが埋めたどんぐりが、いつか大きな木に育つことを祈りたいと思います。

    投稿日:2015/07/07

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    1
  • 残酷な現実と、希望

    水彩の淡い色使いが優しい印象をあたえる表紙。
    でも、ただのほのぼのとしたお話ではありませんでした。
    実は不法投棄という重いテーマを扱った作品。

    アリスたち家族の一員のような存在だったどんぐりの木。
    通りかかった人たちも木蔭でのんびり過ごしてしまうほど、居心地のいい場所をつくってくれていました。

    その根元に誰かが薬物の瓶を投げ捨てたらしく、どんぐりの木はどんどん活力を失って弱っていってしまいます・・・
    絵本ではあまり見られないような予期せぬ展開で、胸が痛くなりました。
    でも、悲しいだけで終わらないのがこの絵本の素敵なところ。
    明るい希望で締めくくられています。
    子どもにも大人にもぜひ読んでほしいと思います。

    投稿日:2008/10/10

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    1
  • こども向けに環境問題を考えさせる本

    • オカズさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子21歳、男の子18歳、男の子9歳

     木の根元に誰かが化学薬品を捨てたために、大事にしていたどんぐりの木がどんどん弱ってゆく。環境問題は決して自分に関係のない話ではなく、自分の身の回りでいつ起きてもおかしくないということを考えさせる本です。絵もすばらしいですね。

     木を助けようとしてさまざまな人たちが手を差し伸べますが、日本だったらなかなかこのようにはならないだろうなと考えさせられます。

     みんなの努力もむなしく木が枯れてしまうのが明らかになったとき、アリスは自分の宝物であるどんぐりを植えればまた木が育つのではないかと思いつくのですね。そういえば子供のころは、どんぐりや貝殻やセミのぬけがらなどいろいろな宝物があったななんて思います。
     植えたどんぐりから芽が出て立派な木に育つのは、子供にとっては遠い未来でしょうけど、これが大人だったらあと何年でどのぐらいの高さまで育つだろうとか考えながらできるので、「木を植えた男」のような壮大な話があるのですね。しばらくしたら子供たちには「木を植えた男」も読んでもらいたいなと思いました。

    投稿日:2008/07/05

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    1
  • 感動しました。

    自分のニックネーム”どんぐりぼうや”にちなんだ絵本はないかなと
    探していて見つけたのがこの絵本です。

    アリスのうちの牧場にある古くて大きなどんぐりの木が主人公。
    ずうっとここにあるんだって思っていたどんぐりの木が、ある日、
    誰かに撒かれた化学薬品のせいで弱っていることに気付きます。

    どんぐりの木を助けようとさまざまな人達が協力し合います。
    けれども、日に日に弱り、葉を落としていくどんぐりの木。
    当然のように身近にあったものが失われていく深い悲しみ。

    普段目にしている木や草などの自然は永遠のものじゃないんだよ。
    この絵本は、そんなすごく当然のことを忘れかけている人間に対して
    大事なことを警告しているように感じました。
    環境問題をとてもわかりやすく取り上げている、素晴らしい絵本だと思います。

    日に日に枯れていくどんぐりの木に、アリスもアリスの両親も為す術がありません。
    しかし、アリスはそんな中で、1つの希望を見つけだします。


    それは、どんぐりの実。


    自然を大切にしている人達の気持ちに共感し、感動できる素敵な1冊だと思います。
    やんわりとした水彩画がとても好印象でした。
    小学校高学年頃の子から、大人まで読める絵本だと思います。

    投稿日:2007/10/19

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    1
  • じ〜んと来てしまいました

    木の下で、洗礼なんていう言葉があったから、5才の息子にはお話が充分理解出来るのだろうか? 顔色を見ながら、読み聞かせをしていました。が、ページをめくる度に、人々の木を助けたい気持ちが充分伝わってきて、「なんか、寂しいお話だね」と言っていた。
    本当に寂しいと思った。
    みんなの憩いの場でもあった木、この家族の歴史を見守り続けてきた木、それなのに化学薬品と言う仕業で、木は死んでしまう。
    これは、木に限らず、人々が自然を破壊してしまっている代表例だと思った。
    どんぐりを土に埋めてもどうしょうもないと思う。でも、それが、願いでもあるような気がしてならなかった。
    本の題名が、心に突き刺さっています。

    投稿日:2004/09/08

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    1
  • どんぐりの木は、みんなから愛されているなあと思いました。化学薬品を撒かれて命つきるまで、どんぐりの木を助けようと必死に努力していたみんなの力のいれかたが素晴らしいと思いました。アリスが自分でできることを考えて、どんぐりの実を土に埋めて「希望」が持てる行動も素晴らしいと思いました。

    投稿日:2018/10/14

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