この本は、子供と私の大好きな本で、子供が3年生の時に読みました。
その後、国語の教科書(4年生)に使われていて、子供が大喜びしたのを覚えています。
国語の苦手な娘ですが、この時ばかりは大張り切りで音読していました。
私の娘だけでなく、子供のお友達も大好きだと学校の先生がおっしゃっておられました。
授業で、「あ・し・あ・と」のタイトルに使われている「・」について大いに論議されて子供の
想像力に驚かされたとお聞きしました。
尾崎美紀先生の本は、「優しい」「かわいい」というメルヘンチックな本というより、
「ほっこりとした気持ちで、ゆっくり成長する」本であるように思えます。
心の奥底にある、大事な物を思い出さてくれ、その大事な物について、ゆっくりと考える時間を
与えてくれます。
また、夢か?現実か?まぼろしか?・・・という
不思議な情感が、子供にはたまらく楽しいようです。