1番地からスタートして、ついに10番地まできてしまいました。
まだ、チュウチュウ通りの仲間たちの物語を読んでいたくて
「11番地から先も出来たらいいのになあ」なんて思いながら、
ゆっくりゆっくりと読みました。
最後の巻は、郵便屋さんのスタンプが主人公です。
自分のところにだけ手紙が届かないことに悩んでいたスタンプは、
ある方法を思いつきますが・・・。
思いもよらない展開に、オロオロしてしまうスタンプ。
そこに、仲間たちがやってきます。
手を差し伸べる、というよりも
肩を組んでお互いを支え合うようなこの関係が 素敵だなと思いました。
騒動が収まった後に登場したのは、
ゴインキョのチーズに、チャイブのチュウチュウ・スペシャル、
それから、フィーフィーのグリーンベリー!
ああ、そうだそうだった・・・と、
今まで読んだ物語を思い出しました。
そして、最後のページで みんながみんな幸せそうな姿を見て、
本当に「すばらしいなかまたち」なのだなと感じました。
この「チュウチュウ通りシリーズ」は、みんなが主人公です。
人生にきっと意味があるように、
物語のひとつひとつに、意味があります。
もしかするとこの本は、
大人が読んでこそ、大切なことに気づけるのかもしれません。
子どもの頃に読んでいたなら尚更に、
「大人になったなあ」なんて、感動できるのかもしれません。
きっと何年たっても 色褪せない物語です。