もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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4件見つかりました
家族のために、苦労はいとわない。そんな男の生き様を見せてくれる一冊です。 父親が息子に、自分の父親(つまりおじいさんですね)の 思い出を語るという形式で物語がすすみます。 食べるものにも困るほど暮らしがきびしかった冬。 ある日、おじいさんが遅くまで働いたため、家に帰るための 汽車に乗り損ねてしまいました。 遠い道のりを歩かなければならなくなったおじいさんは、 なんと凍った湖の上を歩いて帰ることに! ”いちばんきびしいふゆ”というタイトルから、「湖の氷が割れて おじいさんが落ちてしまうんじゃ・・・」などと縁起でもない想像を めぐらせてしまいました。 でも、凍った湖には、私が想像したのとは違う展開が待っていましたよ。 文章の端々に、おじいさんの強さ、たくましさがあらわれていて なんだかほれぼれしてしまいました。
投稿日:2007/08/02
作者のひいおじいさんのエピソードが基になっているそうです。 父親が息子に、北国の冬の厳しさを語ります。 じいさんは貧乏暮らしの中出稼ぎに行き、終電車に乗り遅れます。 仕方なく湖の上を3時間もあることになったじいさん。 途中で出会ったのは凍えたキツネ。 これは大金になると喜んで帰宅したじいさんですが・・・。 キツネが凍えて動けなくなるほどの寒さが実感できます。 ばあさんの対応もじっくり味わいたいですね。 じいさんの働く姿がしっかりと描かれます。 粗末な食事を囲む家族が、それでも温かい表情をしているのがいいですね。
投稿日:2007/02/19
本当に恵まれすぎているくらい恵まれている現代日本で のほほ〜んと暮らしていたら、 こういう究極の状況なんて思いもよらないですよねぇ。 こういう生活のほうが世界的レベルで見れば多いのだという事実を 自分の子ども達には知っておいて欲しいと思っています。 そして、毎食 ご飯を頂ける有り難さを常に自然に持ってくれるように。 この物語が実話だという重みが、ストーリーを真摯に受け入れさせてくれます。
投稿日:2006/04/30
季節は、もうすぐ冬。そろそろ雪のお話でもしてみようかな?と思っていた矢先、この絵本に出会いました。 表紙を見ていた段階では、お話の内容想像も付きませんでした。 大昔の冬は、交通の便も悪く、暖房器具もなく、今より何もかも不便だったので、冬を越すことがどんなに大変なことか年長息子に知ってもらうのに、とても良い作品でした。 家族の為に、出稼ぎに行き、また帰ってくる。 電車に乗り遅れ、何十キロも歩かなくてはならなくなったとき、死んでいる?と思ったきつねに出会います。 そのお陰で、おじいさんは、気力を持って家まで帰れました。でも、動物たちも凍えて死んでしまったかに見えてしまう冬を男の人たちは、家族を守る為に生き抜いていたんですね。じ〜んと来てしまいました。 読み聞かせが終わったあと、素晴らしい作品に出会えて良かったなと暫く、余韻に浸ってしまいました。
投稿日:2004/11/17
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