この絵本を手にして、一番「あれ?」と、思ったのは出版社さんの名前でした。
実は、この出版社さんを絵本で見たのは初めて。検索で調べてみたら、学校教育など関連(調べ学習)に使う作品を多く出版しているようでした。
もしかして、この出版社さんが絵本を出したのは初めてかもしれませんね〜。
この絵本は、本編は日本語邦訳で書かれていますが、最後の方に、紙芝居などの解説でよく見る感じですが、各ページを小さくしてハングル文字(原作)のままこういうハングル文字で書かれているんだよ〜。みたいな、(解説?)が載っていました。
「少年写真新聞社」さんならではのこだわりなんでしょうね。
ハングル語が、パズルみたいに見えて仕方ない私には、この「ハングルの仕組み」という音の合わせ方の図解は、わからないながらも、言葉としては理解できました。
絵はクォン・ジェリョンさんという方が描いていて、個性的で楽しい「大きな男の子」の世界を見せてくれています。
真ん中辺りに、これだけ大きいんですよ〜といわんばかりの仕掛の見開きがあり、
見ごたえがありました。
物語としても、面白い作品です。
小学校の4年生以上のお子さんたちにいかがでしょうか?
なにしろ、大きな男の子の絵なので、大切なシーンは遠目もよく聞きます。