この本は、祖父母が可愛い本を見つけたから・・とプレゼントしてくれたのですが、今年(2012年)の課題図書になっていました。
何冊か絵本をプレゼントしてもらったのですが、同じシリーズの「きいろいばけつ」が国語の教科書に載っていたこともあり、息子はこの本をとても気に入り、夏休みの宿題の読書感想文にはこの本を選んでいました。
キツネの子が公園に行くと、ウサギの子がベンチに座っていたのですが、その目には涙がいっぱい。
話しを聞くと、おとうさんがここでまってなさいって言ったのに帰ってこない・・とのことでした。
そこで、キツネの子は、大雨の日に弟と2人で留守番をして心細かったことを思い出し、ウサギの子を励ましてあげるというお話です。
息子は留守番をするのがとても嫌いなので、待っている間の心細い気持ちや不安な気持ちがとてもよくわかるようでした。
でも、泣いてる子がいても、気にはなるけど話しかける勇気まではないようで、大切なハンカチまで貸してあげるキツネの子に感心していました。
最後にキツネの子が「またおいで」とつぶやく場面がとても印象的です。
キツネの子シリーズは何冊か出ているようなので、ぜひ他の作品も読みたいです。
文字が大きくて読みやすいので、小学校低学年の子におすすめです。