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あのひのこと――Remember March 112011自信を持っておすすめしたい みんなの声

あのひのこと――Remember March 112011 作・絵:葉 祥明
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2012年03月15日
ISBN:9784333025305
評価スコア 3.42
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  • それでも前を向いて

    繊細なタッチで描く、葉 祥明さんのイラストで「3.11」を描くとこうなるんですね・・・・

    小高い丘に犬と少年が座って海を見つめる後ろ姿から、家族を失ったさみしさ、避難所暮らしのつらさ、多くの人の命を奪い、多くの財産をことごとく崩した海に対する怒りが静かに伝わってくるようです・・・・

    それでも今は穏やかに見える海を好きだという少年

    辛い経験は決して忘れることは出来ないかもしれません
    でも私たち人間は、それでも前を向いて苦しみを乗り越えて行く強さを兼ね備えていると信じます

    人間の歴史がそう綴ってきています

    野原一面のタンポポが希望をあらわしているみたいで、心が和みました

    投稿日:2012/05/19

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  • 明日に向かって

    忘れることのできない、あの日の事が書いてありました。
    少年が経験した恐ろしい出来事が淡々とつづられていました。
    読んでいると、またあらたに涙があふれます。
    戻ってくることができなかったおじいちゃん。
    悲しい海だけれど、希望をこめて海と名付けたちいさな犬と
    明日に向かって生きて行けますように。
    葉 祥明さんのやわらかな絵で描かれた、悲しみを乗り越えて
    歩き出す絵本でした。

    投稿日:2016/11/08

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  • 表紙の空と海の色がとても素敵です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    タイトルから分かる通り、2011年3月11日の東日本大震災の時の話です。

    震災が起きた頃のページは、どれも暗い殺伐とした色で描かれていて、主人公の少年の心が乾いたように痛いのがよく伝わってきました。
    その代わり物語の始まった時と終わりの方のシーンは、優しく暖かい色を前面に表現した海や空の絵で描かれていました。

    「震災」の絵本はたくさん出版されていますが、この絵本は震災のことを未来に伝えていく作品の1つとして、とても良質な作品だと感じました。
    亡くなったおじいちゃんの「海があるからみんな生きていける」というセリフが心に残りました。

    小学校の4,5年生くらいから十分読める作品だと思います。

    投稿日:2013/10/25

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