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なみだどろぼう自信を持っておすすめしたい みんなの声

なみだどろぼう 絵:ニコレッタ・セコリ
訳:小柴 一
著:キャロル・アン・ダフィ
出版社:新樹社
税込価格:\1,650
発行日:2011年10月
ISBN:9784787586186
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,944
みんなの声 総数 9
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  • なんて透明感のある話でしょう!

    もう何と言って表現したらよいのか分らないのですが、透明感の漂う、
    それでいてとても色彩豊かな感じのする絵本でした。

    なみだどろぼうという設定も神秘的なのですが、なみだには沢山の種類
    があって、それぞれに色があるというのがとても印象的でした。

    おこりんぼうの子のなみだは赤くてルビーのよう、
    うらやましがりやややきもちやきのなみだはエメラルドのような緑色。
    運がわるいとなげいてばかりの子のなみだはトルコ石のような青緑、
    こわくてながしたなみだはムーンストーンのような白、
    やましいことをしてながしたなみだは、琥珀色。

    なんだか本当に言い当てているなあと感じるのは私だけでしょうか?
    さすが桂冠詩人のつづる話は言葉が美しいと思いました。
    息子もその神秘さに釘付けになって聞いていました。
    (でも、宝石の色のところは、残念ながら100%は理解できていない
    と思います)
    是非、読んでみてください。月を見る度に思い出す話となりますよ!

    投稿日:2012/04/04

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  • 幻想的なお話&絵!!!

    この絵って、どこかで見てるような・・・
    題名も気になります
    「どろぼう」?
    といっても
    透明感ある素敵な妖精みたいな雰囲気

    泣いている理由はそれぞれ
    その意味合いで
    宝石の色が違う

    こどもの涙だけ

    で、みずたまりに写ったなみだどろぼうと
    話す女の子との会話も
    「詩」的
    お洒落です

    まじりけのない純粋な涙
    それを、どうすると思います?

    幻想的な世界観

    絵がとにかく透き通るような描き方で
    きれいです

    作者は、イギリス国王が任命する
    341年間の英国史上はじめての女性詩人だそうです

    投稿日:2014/03/22

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  • 素敵な絵、素敵なお話

    以前にパパが借りた「魔女にとられたハッピーエンド」がとっても良かったので、同じ作家さんの絵本を借りました。

    このお話もとっても良かったです。絵がとっても素敵。「なみだどろぼう」と言っても、日本で想像するようなおじさんではなくて、可愛い真っ白な瞳の大きい女の子なんです。しかも、みずたまりに映った姿しか、人には見えないという「なみだどろぼう」。

    「なみだどろぼう」は人の涙を盗るのですが、とっても素敵な盗り方。そっと手で盗るんです。

    子供より大人の方にオススメです。とってもロマンチックな月夜のお話。是非読んでみてください。

    投稿日:2012/12/22

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  • 透明感のある絵にうっとり

    『どろぼう』という単語を聞くと、怪しげなおじさんがほっかむりで頭を覆って、地味で目立たない服を着て大きな袋をかつぎ、きょろきょろしながら人目を気にしている――というイメージを思い浮かべてしまいますが(あくまで私の偏ったイメージですね、ゴメンナサイ(笑))、こちらの絵本に出てくるどろぼうは、まったく違います。

    このどろぼうは、白い髪の毛をつんつんにとがらせ、大きな灰色の目をしていて、ハンカチーフ・ドレスを着て絹の靴をはいた可愛らしい女の子の姿をしているんです。
    しかも盗むのは、子供達の涙だけ。
    気づかれないようにこっそり盗みだした涙は、背中にしょったザックの中で宝石になります。
    そしてその涙が何のために使われるかというと…?
    ここからは読んでみてのお楽しみ。
    でも、想像もつかない活用法ですよ。

    なんとも夢のあるお話ですが、幻想的で透明感のある絵がお話を盛り立ててくれます。
    一年中で月が一番きれいに見える今の時期にぴったりの絵本です。

    投稿日:2012/11/04

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  • 赤ちゃんの頃から、あんまり涙を流さない孫ですが、涙を盗んでもらって幸せを運んでくれる天使が傍にいてくれたらいいなあって思って読みました。孫がいっぱい出来るようになってうれし涙もいっぱい流したなあって思いました。涙を宝石に例えるのがとても素晴しくて感動しました。絵も素敵です!

    投稿日:2012/08/06

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  • なみだは宝石

    子どもたちのいろいろな涙を集めて歩く涙どろぼうは、「涙どろぼう」というけれど、人の涙を受け取ってくれるやさしい天使。
    涙の代わりにしあわせを運んでくれる天使。
    集めた涙は宝石のように輝いて、月の光を鮮やかにします。
    人は見えないけれど、そばにいてくれるとうれしい「どろぼう」ですね。
    とても清らかな話に、清らかで繊細な絵がぴったりしています。
    涙が出そうになったときに最適な絵本ですね。

    投稿日:2012/03/10

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