「たんけんケンタくん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

回文を作る入門絵本です。
偶然できた回文に喜んでいた自分が、少しはずかしくなりました。
ちゃんと法則があるのですね。
でも、この頭の体操は、少し学年が上がってからかもしれないと思いつつ、楽しむだけなら中学年でもいいかなと思いました。
自分でも回文を作りたくなる絵本です。

このお話は回文を作りながら探検して、おじさんの家まで行くお話でした。うちの子は回文を最初は理解していなかったのですが、教えてあげたらはまってしまって、なんでも回文でしゃべりたくなっていました。このお話のけんたくんみたいにはうまくは作れないのですが、楽しんでいたので良かったです。

回文絵本と言うと、ただただ回文が羅列され、面白おかしく終わってしまう類いが多いような気がしていました。が、この絵本、スゴイんです。ちゃんと物語仕立てなんです。夏休みになったケンタ君へまだ一度も会ったことのないタカおじさんからの招待状。”回文島”でケンタ君次々に回文を試行錯誤しながら作って、ついには言葉の探検に魅了されていく様子が描かれています。読んでいるこちらも頭を使いながら、こんなのも出来るね〜とケンタ君に教えてあげたいほど。”回文”のとっかかりに、”回文”ってすごく面白いモノが実感できます。ついでに語彙が沢山増え、言葉遊び、楽しさ満点です。

石津ちひろさんは言葉遊びの絵本をたくさん出していますが、今回のこの「回文絵本」は面白かったですね〜。
元気のいい男の子ケンタくんがガンガン行くのがよかったです。
お伴の猫がよかったです。
こんな風にケンタくんの作る回文を読んでいると、回文の作れる人って、とっても頭の展開が早いんじゃないかな？と、思います。
私が同じ状況になったら、そんなにポンポン回文は作れなさそうです。
言葉遊びが好きな元気な子どもたちに読んでほしいです。
読むと回文が作りたくなっちゃうかもしれませんよ〜。

探検をしながら回文を作っていくケンタくん。
色んな回文が出てきておもしろかったです。
ケンタくんと一緒に回文を考えたり、回文ひとつひとつ上から読んで下から読んでと楽しむ子供たちでした。
最後まで気付かなかったタイトル。
言われてみると、本当だ！回文になってる〜！！
全然気づきませんでした。