編み物にちなんだ一冊。
暖かそうなので読んでみました。
編んでも編んでも尽きることのない不思議な毛糸。
外野からいろいろ言われても
編み物をし続けるアナベル。
アナベルの毛糸で、町中がカラフルな毛糸で染まっていきます。
それをほしがる王子の登場。
絶対に渡さないアナベル。
盗んででも持っていく王子。
でも、毛糸は空っぽ。
腹立ちまぎれに呪いをかける王子。
「絶対に幸せにならないように!!」
ここまで読んで
王子に対して本当に腹が立って腹が立って!!!!!!
自分の思い通りにならないからと呪いをかけるなんて
最低のやり口だと思います。
でも!!
ラストは、その呪いも何のその
毛糸は手元に戻ってきて、幸せに編み物して暮らしてるんです。
ぶれない心は、こんなにも強いんだと
なんだかすがすがしくなりました。
小6の娘は深読みせず
ハッピーエンドのファンタジーを楽しんだようです。
読み取る側の心をうつすような一冊です。