うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)
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何だか実感がこもったお話です。 冷蔵庫の野菜室に無造作に入れられて、次第に傷んでいく野菜たちのなげきが響いてきました。 忘れられた野菜、保存方法の間違えられた野菜、食べられることなく捨てられる野菜、こんなはずではなかったのに。 フードロスをなくすために、考えなくてはいけない問題を、野菜の方から発言してくれました。 野菜は美味しくいただきたいものです。
投稿日:2023/05/10
図書館で子どもが選んだ絵本です。きゅうりの嫌いなれいちゃんが冷蔵庫の前を通りかかると、なにやら声が聞こえてきました。それは、野菜たちの秘密のおしゃべりだったのです…。我が家では毎回爆笑するほどの絵本です。
投稿日:2022/08/13
子供には食べ物を大切にする心を育んでほしいと思いますが、言い聞かせても理解してもらうのはなかなか難しい…。 そんな時に、野菜たちがどんな気持ちでいるのかを物語として伝えられるこの本はとても良かったです。
投稿日:2022/04/06
野菜にも命がある、と考えると身が引き締まる思いがします。 子供に読み聞かせしながら、冷蔵庫を管理する自分への戒めの絵本でもあるなあとハッとさせられました。 我が家の冷蔵庫はどんな話をしているんでしょうか(;o;) 忘れていてコロッと冷蔵庫の奥から出てくるブロッコリーの芯さん、いつもごめんなさい。。 全部を傷まないように食べきることは大変なんですが、せめて買ってきたことを忘れて命を捨ててしまうなんてことがないように気を付けたいです。
投稿日:2021/09/30
スーパーで買われて冷蔵庫のなかにしまわれた野菜たちの、「おいしく食べてもらいたい」、「適切に扱われたい」という叫びのような「おしゃべり」のお話でした。 野菜嫌いの子どもにぴったりの絵本だと思います。 そして、大人もいろいろと考えさせられました。
投稿日:2020/11/26
いもとようこさんの描くやさいたちがかわいくて、読みました。 スーパーでおばさんに買われたきゅうりくん。 おうちに帰ると、れいちゃんに、私きゅうり嫌い!とショックな言葉を言われてしまいます。 おまけにおばさんに、ちょっと乱暴に野菜室に入れられて擦り傷が。周りを見渡すと同じように、傷を作った野菜たちが。更に買ったことを忘れられて傷みかけている野菜まで。みんな口々に文句を言っている姿を見て不安になるきゅうりくん。 無事に食べてもらえるかな? 「冷蔵室ではハムが腐ってる」「冷凍庫には3年前のご飯がまだ凍ってるらしい」と、野菜たちがグチっている場面は、何だか妙にリアルで私は少し耳が痛いのですが、子供たちはここのセリフが1番好きなようで、いつも笑ってます。
投稿日:2020/04/13
単行本から文庫本として編集される時に書名タイトルを変えたりすることが、出版界にはよくある。昔出た文庫本の再販の時なども時々あって、新しい本と間違って買ったりして後悔する。 それほどに本のタイトルや表紙の装幀は読む動機付けとして大切な要素ということだろう。 この絵本の場合もそうだ。 「やさいのおしゃべり」というかわいいタイトル、いもとようこさんのほんわかしたやさいたちの絵。 これでどんなことを想像するかというと、小学校の教室でもたわいもない、それでいて楽しい、そんな弾むような「おしゃべり」ではないだろうか。 ところが、そんな思いは大いに裏切られることになる。 もともとこの絵本は作者の泉なほさんが「宙」という同人誌に『冷ぞうこ物語』として発表した作品を絵本化にあわせて書き直したもの。 確かにこの内容であれば『冷ぞうこ物語』の方がふさわしいかもしれない。 つまりこの絵本は買ってこられた野菜たちが冷蔵庫の中でほったらかしにされて、腐ったり傷んだりしている彼らが自分の将来(?)に不安を感じつつ、嘆き、ぼやく話なのである。 だから、正しくは「やさいのぼやき」だと思うが、もちろんこれでは絵本として売れないだろうから「おしゃべり」になったのだろうが。 かわいいいもとさんのやさいの絵も、裏表紙では結構深刻な状態のやさいが描かれていたりする。 作者の意図としては、食べ物を粗末に扱わないということだろうが、やはりその線で絵本として成立させた方がよかったような気がする。
投稿日:2018/10/14
娘が3歳半ごろに図書館で借りて読んでとっても気に入り、買って買って!としばらく言っていた本です。 野菜目線の発想がとっても面白い! 絵はいもとようこさんでとてもかわいく、冷蔵庫の中のお野菜たちのおしゃべりが、ちょっぴりシュールに描かれています。 うちの冷蔵庫にもミイラになってる野菜いるかも…、ごめんねー、残さず食べてあげなくて(*_*) とお野菜たちに謝りたくなります。 これを読んで、野菜の好き嫌いがなくなると良いのですが、なかなか(笑) でも野菜たちに親近感が湧いたと思います! ☆6歳娘の感想☆ 「かぼちゃが捨てられて悲しかったけどきゅうり君が使われて嬉しかった! 大好きな本だしもう一度読みたい!お野菜の好き嫌いは…にんじんは好きだしきゅうりも好きだよ!嫌いなのはピーマン…」
投稿日:2018/09/28
なんちゅーお話でしょう! 笑っちゃいました! 読みながら、我が家の冷蔵庫の中身は大丈夫かしら。 早くしなびた野菜をつかってあげなきゃ、 などと考えながら読みました。 ミイラになったしょうがや みすぼらしい姿のダイコンに 笑っちゃいけないと思いながらも 笑いが止まらない。 子どもよりも主人の方が興味を持ち、 一人でもう一度読んでいました。
投稿日:2016/11/06
スーパーから買われてきたきゅうりさん。 冷蔵庫の野菜室にガサガサ ズボッ!と放り込まれました。 ここから、野菜室の中での、野菜たちのおしゃべりが始まります。 出てきます出てきます。野菜たちの不満。 でも、可愛いことに、野菜たちはみんな自分の出番を待っているんですね。 間違っても、お店→冷蔵庫→ゴミ箱にはなりたくないのです。 ここまで読んで、少々反省。 れいちゃんのママほどではないにしろ、思い当たるふしがあり、もう少し野菜を優しく扱わなくちゃと思いました。 笑ってしまったのは、容貌が変わり果てただいこんさん・ミイラになったしょうがさん。 あ〜、ごめんなさい、野菜さん。 これからは、大切に丁寧に調理師、いただきます。
投稿日:2015/10/05
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