町家の中がどんな風になっているかを実際に住んでいるような感じで紹介されています。
箱階段も実用性があって面白いし、階段の一番上に戸がついていて、温かい空気が上へ逃げないように工夫されているというのも実用性があって素晴らしい。
最後の方に出ていた、扉の格子が商売ごとに違うというお話は本当に興味深く、今までそういうのを気にしてみていなかったことに気づかされました。
昔からの日本人の知恵がぎゅぎゅっと詰まっている町家。
読んでみて改めて凄いなぁと思いました。
ただ、何故町家がこういう形状になったのかは書かれていなかったので、そこにもちらりと触れられているといいかなと思いました。