黒紫色に輝いた無数のオリーブの実。その一粒一粒から、作者のこの絵本に対する思い入れや愛情が伝わってくるようです。オリーブの実の小ささと、その数の多さに、収穫の大変さが想像されますが、スーザは、ろばのサンチェスの背にまたがり、上手に、賢く、そして楽しそうに、オリーブの実を集めます。スーザもサンチェスも本当に働き者。たくさん汗を流した後は、絞りたてのオリーブの油をなめて、大人も子どももにっこり。スーザは、サンチェスにもなめさせてあげました。娘が1番好きな場面です。スーザとサンチェス、マリアおばさん、、それぞれのやさしい瞳が輝いて見えますね。