「せかい童話図書館(28) したきりすずめ」 みんなの声

このお話は、小学校の低学年の劇などになっていましたし
童謡は、可愛いメロディと歌詞ですね。
可哀そうなスズメだと、いつも思っていました。
でも、この絵本の最後では、おばあさんも、こわい思いをして、
心を入れ替えましたという事なので、良かったです。
そして、あとがきには、
古くは、宇治拾遺物語にさかのぼり、
興味深いことが色々と書かれていて、
なるほどと、大変勉強になりました。

お馴染みの昔話「したきりすずめ」です。小さい頃に読んだり学芸会で見たりした思いではあるのですが、妖怪たちから逃げ帰ったおばあさんをおじいさんが抱きしめて優しい言葉をかけてあげたのかなあ？と、思いました。おばあさんが、改心してすずめと仲良く暮らしたハッピーエンドに嬉しくなりました。夫婦仲がよかったと思うし、おじいさんの優しい行為に、読んでいても嬉しくなりました。

よくばりなおばあさんとやさしいおじいさんの夫婦。
「したきりすずめ」のお話は有名なので知っていましたが、私の中でラストはおばあさんが大きいつづらを持ち帰り、妖怪が出てきておしまいとったラストでした。この絵本では妖怪から逃げ出したおばあさんをおじいさんが「それはこわかったね。これからはいきものをいじめたり、よくばりをしてはいけないよ」とやさしく抱きしめながらさとし、改心したおばあさんとハッピーエンドでした。このラスト好きです。おじいさん、すてき！