「いのちは」 みんなの声

美しいのどかな絵と
詩のような短い言葉で
書かれた絵本ですが、
いきていること、
いのちについて、
こころに響く内容で印象に残ります。

いろんなジャンルの絵本をいっぱい読んで
いっぱい笑って、楽しんでいる私ですが、
その中に　そっと入れておきたい大切な絵本になりました。

説明や感想をすぐに求めずに
ただ静かに読んでみる。。というのが
似合っている絵本だと思いました。

いのちは
みえないところにかくれている

いのちは、あらゆるところにある。気づいていなくても、たしかにある。
そして、見えなくても、人に伝わっていく。何か、働きかけをしてくれる。そして、心に響く…
言葉少なく、柔らかな絵が、心にしみてきます。
いのちの存在を感じることで、大切にしないといけないということが、より強く感じられました。

内田さんの「詩」ですね
短い文章ながら
そのページ単独でも
心に染み入るようです

少ない文字なのに
どうして、こうも心に響くのでしょう

短いから
なおさらなのかもしれません

絵は「きつねのでんわボックス」等で
お馴染みのたかすかずみ
やわらかな雰囲気の絵で
そのページ単独でも
額に入れたくなるような素敵な絵です

子どもより
大人に喜ばれそうな感じもします

「命は…」というお題から発想を果てしなく広げて、絵の世界にまとめ上げたハートフルな絵本です。
命を肯定的に感じ、様々な命に心をはせると、様々なものがとても美しく、愛おしく感じられるのだと思いました。
そして後半では、いのちは大切な出会いにつながるのだと伝えられました。
言葉少なのポエジーで、中高生以上向けだと思います。