表紙のたくさんのお野菜、とっても美味しそうです!たくさんの栄養と、太陽の光と、お水をたっぷりと吸収して、元気にぐんぐん大きく育ったお野菜って感じです。あっ、それだけではなくて、育てた人の思いもしっかり吸収していますね。
学校から帰ってから、みずやり当番を忘れていたことに気づいたなつみちゃんの気持ち、よーくわかります。「今さら学校に行くのは、めんどうだし、しんどい。でも、野菜のことも心配・・・」
具体的な中身は違えども、生きていると誰にでもこのような経験はあります。でも、この年になって思うのは、ちょっとずるをしたり、楽をした時に心に芽生えた「やましい気持ち」はいつまでも心の傷になって残るということ。そして、ちょっと頑張ったら、それは自分への信頼と自信になるということ。
なつみちゃん、水やりにいけて良かったな。おじいちゃんも一緒に行ってくれて良かったな。まわりの大人の対応一つで、子どもの心の成長が大きく変わるなぁと思いました。
(野菜を)「育てる」ことによって、(子どもの心も)「育って」いますね。学校でみんなで協力して、一つのことをすることの意義も感じました。