タイトル、そして作者のレビューコンテストにあたってを読み、これは娘には今は読んであげれないなぁぁと思い、自分だけこっそり夜中に読みました。
やっぱりダメでした……号泣。
今、私自身が離婚に直面しています。
最近では離婚は珍しくないと言っても、やっぱり、自分自身の話になると遠くで眺めているのとでは話が違います。
動揺したり、これから先のことを考えるととても不安で落ち込み、育児も心配です。
この絵本を読んで、非常に重なる部分があるので、いろんな思いを巡らせながら読ませて頂きました。
まず、絵がとっても繊細で美しかったです。
ビーバーだなんて全然馴染みもありませんが、とても違和感なく話に吸い込まれました。
男の子の気持ちが痛い程伝わってきます。
そして、お母さんの言動の暖かさに胸を打たれました。
例えば、海賊誕生パーティだなんて、ほんと、母親の愛情溢れてますもの。
がんばろ!と思えました。
じわぁ…と広がるこの空気感は、本当に切なく、でも、前向きになれる。
幸せを改めて感じられる絵本でした。
寝ている娘のほっぺにキスしました。
今は、こっそりと自分が持っていたい絵本です。