「世界のともだち(33) オランダ サシャの笑顔はチューリップ」 みんなの声

ユトレヒト州のザイストで暮らすオランダ人一家：父、母、兄、姉、妹、猫。広い家で仲の良い家族に囲まれ、のびのびと育つ少女の日常を紹介する写真絵本。
　学校は親と一緒に自転車で行く。教科書と文房具は学校においてあるので、荷物は本当に少ない！お弁当と水筒、ノートだけ。教室には信号機があり、赤の時はおしゃべり禁止。黄色はできるだけ静かにして、どうしてもの時は質問OK.青はおしゃべりOK。集中するためにヘッドホンをつける…など、日本の小学校とだいぶ違う。
　日本のすしや相撲などは人気があるらしく、家庭でオランダ風のすしパーティをしたり、相撲のアトラクション（お笑い芸人みたいな着ぐるみを来て、お客さんが取り組みを楽しめる遊び）などがあったりして驚く。

　オランダと言えば、チューリップと風車（干拓地）、チーズなどしか思い浮かばなかったが、意外と人々は明るくユーモアが好きらしく、写真に写る時に大はしゃぎしていろんなポーズをして楽しんでいた。
王国なので、王様の誕生を祝う行事があったり、お祭り騒ぎをしたりして、庶民に王室が親しまれている。本を読んだ後に、オランダ王室の生地をインターネットで見たら、12歳の王女様が、学校に初登校の時、一人で（護衛もつけずに）自転車にのって行った、とか。王様と庶民の間の垣根が低い、のんきな雰囲気を感じた。
オランダは思ったよりもファンキーだ。

勉強したり友達と遊んだり、比較的日本の子供たちと近い印象も受けました。
オランダらしい、チューリップ畑と風車の景色は、やっぱり綺麗ですね。
オランダの祭りも紹介されていて、オランダの魅力を味わうことのできる1冊に思いました。

世界のことに興味を持ち始めた10歳の孫のためにこの絵本を選びました。写真が沢山掲載されているのでオランダのことを臨場感たっぷりに感じられるのがよかったです。主人公がいろいろなことにチャレンジする姿が素敵でした。孫はチューリップが沢山咲いている場所に行ってみたいと言っていました。