「モカと幸せのコーヒー」 みんなの声

大人も楽しめる絵本です。
落ち込んでどうしようもないとき。大人になると誰にも言えず、自分の殻に閉じこもってしまうときがある。そんなとき、あんなにかわいいうさぎが、励ましてくれて、おいしいコーヒーをふるまってくれたら！しかも迷ってしまうほど、いろんな種類のコーヒーがあって、どれも美味しそう！！
まだ小さい娘も、大きくなるにつれて、人生の壁にぶつかって辛い思いをすることもあるだろう。親の私には素直に甘えられなくても、この本をそっと開くことで、またゆっくり歩みだす勇気をもらえるかもしれない。本棚にさりげなく置いておきたい一冊。
短いお話だが、よい童話を一冊読んだかのような読後感だった。

大好きな羽根さんの絵本！
ということで、さっそくためし読みさせていただきました。
本を重ねるごとに絵の緻密さが増して、今回もほんとうにうっとりしてしまいました。

今回の作品は現代もの？
いつもよりぐっと大人向けですね。
日常に疲れた感覚がわかる年齢向け…と、思ったけれど主人公はテスト勉強に疲れた学生かもしれないですよね。
つい自分を投影してしまう、読み手によっていくらでも解釈が変わってくる。
これこそ絵本の醍醐味ですよね。

どんな年齢の読者でも自分に置き換えて読むことのできるすてきな絵本だと思います。
コーヒーを飲んだときのように読後リラックスできます。

　「子どもたちよ　子ども時代を　しっかりと　たのしんで ください。
おとなになってから　老人に なってから　あなたを 支えてくれる のは
子ども時代の 「あなた」 です。」と言う、石井桃子さんの言葉を思い出しました。時々、自分の子ども時代に戻ることは大切な事なのですね。今の子どもたちに豊かな時間を過ごして欲しいものです。美味しいコーヒーを入れて飲みたくなりました。

とっても素敵なイラストを描かれる刀根さんの新作ということで楽しみに読みました。
日常に疲れた男性の笑顔を取り戻すために健気に頑張るモカの姿が妙に切なくてじわりと胸が熱くなりました。
疲れて心を閉ざした男性の心を温めてくれたモカの優しさと美味しそうなコーヒーのイラストにこちらも笑顔になれました。
コーヒーを飲みながらゆっくり楽しみたい大人の絵本です。

大人になって、親になって、いつの間にか
リラックスできない毎日を送っています。

仕事や家事や子育てで、自分が何なのか
よく分からなくなって…。



小さいとき好きだった世界観や、絵本。
大人になってからおいしく感じ始めたコーヒー。
モカの魔法の世界には、そのどちらも混ざっていて
まさにほろ苦いコーヒーの世界。

たまには砂糖とミルクたっぷりの
カフェオレでも淹れてみようかな。

疲れたときは、砂糖とモカと深呼吸、ですね。

疲れているときや、眠いとき、コーヒーの香りをかぐとほっとする。体がリラックスしていくのがわかる。まさに幸せの時間とともにある。
この本は子ども向けではないかもしれない。この”ほっとする”時間はたぶん、大人だけのもの。この絵本は気分がかさかさしているときにコーヒーの香りをかいでほっとする、その短い瞬間に流れる凝縮された感情を拡大してうまく表現しているように感じた。

まず、タイトルにつられて、読んでみたくなりました。大人が夢を見れる、素敵な物語だと思います。大人になるとついつい忘れてしまう、楽しい空想、夢の世界。こちらの作品は、コーヒーという大人に馴染みのあるものから、そんな楽しい夢の世界へ私たちを連れて行ってくれる絵本です。
家事やお仕事のひと段落した時、子供を寝かしつけた後など、ほっと一息つく時に、コーヒーを飲みながら手に取りたい絵本です。イラストもとても柔らかなタッチで、見ているだけで癒される一冊です。

小学校や、中学校、障害者施設で、子どもたちや青年たちに絵本の読み聞かせをしていたのは、この本に出合うためだったのではないかと思うほど、心にストンと落ちてくる絵本でした。
子どもと距離感のあるコーヒーは、疲れた心や、忙しい日々を潤してくれる、魔法の時間を与えてくれます。
そうだよね。
特上のコーヒーの中にあるのは、自分自身が絵本と戯れていた時代の、忘れていた時間や出来事かもしれません。
最初に描かれているパソコンや机の上のアレコレは、今の自分自身。
大好きなコーヒーのアロマに潜んでいるは様々な癒し。
最後のノートのシーンを見たら、何十年も前の自分の「宝物」を開封してみたくなりました。
明日からも、読み聞かせをしていきたい。
私にとって幸せなコーヒー絵本をありがとうございました。

ちょっと疲れて　コーヒー飲んで　幸せになれたらいいな〜
幸せのコーヒー　そんなコーヒーがあったら　どんなにいいでしょう！

大人はいろいろ忙しかったり　仕事で疲れたり　悩み事があったり
ちょっと　一息入れたいとき　コーヒー飲みたくなりますものね
友達とお茶したり　一人でゆっくり　心を癒したり　そんな時間に　コーヒーがピッタリですね

この絵本は　モカという　うさぎが　元気のない人に　とっておきのコーヒーをごちそうしてくれるのです
幸せのコーヒーを　　　
絵は　メルヘンチックな描き方で　　刀根　さとえさんの世界で　描かれています

コーヒー飲みながらゆったりと絵本見るのも　お奨めですね

読み終えたとき、なんだか自分が主人公で夢を見ていた気分になりました。
描かれていた不思議な世界。
やさしくて、やわらかくて、きらきらした夢の世界がページいっぱいに広がっていて、その世界観に引き込まれました。
とりの形をしたポットやコーヒーカップ。そしてコーヒー豆。それらが生きているように歩き出して、とっておきのコーヒーを紹介してくれて、ごちそうしてくれます。
出てきたいろんな種類のコーヒー。すべてに励ましや労いの言葉がかかれていて癒されます。
ちょっとひと息つきたいとき、頑張りすぎちゃって立ち止まっているとき、この本を読んでコーヒーでも飲んで休むと元気がもらえそうです。
もちろんコーヒー好きには、たまらない１冊であることは間違いないと思います！
大人のためのとっておきの絵本だと思います。