「おつきみ」 みんなの声

このお話は、お月見の準備を頑張る女の子と、その女の子と助ける飼い猫の話でした。大きな雲さんが月を隠してしまったのを、飼い猫が用意したおもちゃの汽車で空を飛んで行って、雲さんの仲間を探して雲さんが動けるようにしてあげていました。うちの子はこのお話を見て、「こうやって曇りの日が本当に晴れにできたらいいね〜！」と言っていました。お団子を作るシーンもあったのですが、今年の十五夜の時にはお団子とか作ってみたくなったそうです。絵本の中の食べものっておいしく見えますね！

「なかないで なかないで」の続編でした！
気付かずに
表紙の黒井さんの絵と
あまんさん作品だから、間違いない！！
と、お借りしてきました
とっくに、お月見の季節は過ぎていましたが

今回は、ねこのミュウが
活躍してます！！
おもちゃ箱の中身を全部出すシーンは
思わず笑っちゃいます

お話の展開が自然で
不思議・・・とは思わない
思われない　んですよね
くもさんやかぜさんとのやりとりも
素敵です
なんといっても、コスモスのお花畑の
素敵なこと！！
うっとりしてしまいます

あまんさん作品は
心がやさしく、ほっこりして
心が穏やかになれます

あまんさんのお話を読んでいると、気がついたときには、日常からすでに別の世界へとひきこまれています。
今回もそうです。気がつけば、もう空をとんでました！　
そして、黒井さんの絵も素敵です。とくに雲と風がいいなあ、と。
夢いっぱいの物語でした。

十五夜のお月見をするために、子猫のミュウが大活躍するファンタジー。
黒井健さんの絵がみごとです。
でかぐもさんのもやもやっとした姿と確かな存在感、いたずらっ子のようで無邪気なたくさんのかぜっこたちの存在感、そして秋の風景のほのぼのしたところが、あまんきみこさんの物語を見事に膨らませています。
月が出なければお月見は出来ません。
期待するえっちゃんと子猫のミュウの大冒険が夢いっぱいで、甘い気持ちになりました。

お月見の時期に5歳の娘に読みました。とても風情のあるあたたかなイラストでお月見の一日が丁寧に描かれています。

一面のコスモス畑や秋のすすきの風景、夕暮れの空など、素敵なページが並び、実際にこんな場面を見てみたくなります。

娘も興味深そうにお話を聞いていましたが、ファンタジーの要素が強めなところがついていけていない様子でした。小さいうちこそ感じるものがあるかと思いましたが、うちの子にはちょっと早かったようです。小学生になったら楽しく読めるような気がします。

あまんきみこさんの優しい語りのような文章と黒井健さんのノスタルジックな雰囲気のあるイラスト，大人の私は幸せなと遠き幼い頃を思い出しました。
子供は純粋におつきみの日の準備やその不思議な出来事を楽しんで読んでいました。
色々な読み方感じ方のできる，世代を超えておつきみシーズンに読みたい絵本に思いました。

黒井健さんの夢のある絵が素敵で魅入ってしまいました。えっちゃんが忙しくお月見の準備をしているから、子猫のミュウが少し拗ねて「いそがしい　いそがしい」と言ってるのが可愛いです。大きなでかくもさんを動かしたミュウの活躍に拍手を送りたいです。