「ぜつぼう」の『ぜ』についた濁点が自分がいなければ
「せつぼう」という言葉になれるのに、
自分のせいで主を苦しめているのだと考え、主のもとを去りますが、
誰一人、濁点を引き取ってくれる言葉はいません。
「やくざ」→「やぐさ」
「ゆすり」→「ゆずり」
と濁点での言葉遊びをしながらお話は進んでいきます。
そして最後は「きほう」の『ほ』に濁点はくっつき「きぼう」となって
ハッピーエンドで終わるお話です。
言葉遊びを使って繰り出すお話のストーリーはまさに高学年向きではないでしょうか。。。
設定も「千年前のひらがなの国」から始まり、
ワクワクしながらページをめくり、最後まで裏切らない展開で
昔話のようにしっかり落として終わります。
時間も7分前後で五年生の朝の読み聞かせに使用しましたが、
良い反応が、かえってきました。