新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ
話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

ぜつぼうの濁点」 みんなの声

ぜつぼうの濁点 作:原田 宗典
絵:柚木 沙弥郎
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年07月
ISBN:9784774607030
評価スコア 4.72
評価ランキング 1,361
みんなの声 総数 35
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

35件見つかりました

  • 高学年向きの絵本です!

    「ぜつぼう」の『ぜ』についた濁点が自分がいなければ
    「せつぼう」という言葉になれるのに、
    自分のせいで主を苦しめているのだと考え、主のもとを去りますが、
    誰一人、濁点を引き取ってくれる言葉はいません。
    「やくざ」→「やぐさ」
    「ゆすり」→「ゆずり」
    と濁点での言葉遊びをしながらお話は進んでいきます。
    そして最後は「きほう」の『ほ』に濁点はくっつき「きぼう」となって
    ハッピーエンドで終わるお話です。

    言葉遊びを使って繰り出すお話のストーリーはまさに高学年向きではないでしょうか。。。

    設定も「千年前のひらがなの国」から始まり、
    ワクワクしながらページをめくり、最後まで裏切らない展開で
    昔話のようにしっかり落として終わります。

    時間も7分前後で五年生の朝の読み聞かせに使用しましたが、
    良い反応が、かえってきました。


    投稿日:2009/12/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「絶望」がわかったら更にいいですね!

    「ひらがなの国でおきたふしぎなおはなし」と紹介されてたのを見て
    興味が湧いてきたようで、息子がお小遣いで買ってきました。
    「昔むかしあるところに〜」と始まるところや、ちょっと難しい
    言葉が出てきたりして、ちゃんとわかるかな?と心配でしたが、
    いつもわからない言葉があると、お姉ちゃんの真似をして
    事典などで調べてる息子には「これは“絶望的だ〜”の絶望ですな〜」
    と、関連づけることができたし、難しい言い回しの言葉も
    下欄に補助がついていたので大丈夫だったようです。
    さて、その主の“ぜつぼう”についた濁点「”」が
    字のごとく、かわいそうで落ち込んでばかりいる主を思って
    離れてしまうのですが、誰も拾ってくれず・・・。
    そして、その濁点が見事に変身を遂げるという下りに
    なっているのですが、言葉遊びが大好きな息子はどんな言葉に
    引っ付くとあうのか?などと、楽しそうに想像してみたり、
    おはなしの中に出てくる言葉にくっつけてみては
    「あ〜、やっぱりおかしいね」と言ったりして楽しんでいました。
    そして、濁点の変化にも“絶望”の意味がわかるから、
    かんどうが強かったらしく「すごい!」と、日本語のおもしろさに
    感心していました。

    独特な発想のお話しと挿絵が妙にマッチしていて
    たくさんの言葉も楽しみことができ、
    お小遣いをはたいただけの価値はあるな〜と満足げの息子でした。

    投稿日:2008/11/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 重要な役割

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    題名を見たとき、いったいどんな話だろうと ???
    表紙を見ても ???

    しかし、
    読み始めると、奇妙な絵とともに、きちんとした日本語の文章。
    どうやらひらがなが主人公。
    そして、濁音の”てんてん”が登場。
    結末はいかに・・。

    普段は脇役、忘れられやすい、濁点に注目した新しいタイプのお話。
    漢字をひらがなで表すことが新鮮でした。
    かえって言葉の意味を考え直しました。

    8歳の息子に読んだら、これってどういう意味?と、
    知らない言葉にピンと来ない感じ。
    そばにいた5歳の息子は、ひらがなを一生懸命読んでいましたが、
    意味不明、といった顔・・。

    読み聞かせには高学年がいいのかなぁ。

    投稿日:2008/10/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • 濁点ワールド

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子12歳

    最近ちょっと気になる柚木沙弥郎さんの絵ということでセレクト。
    なにやらおどろおどろしい題名に、不可思議な表紙です。
    昔むかしあるところに、と古風なオープニング。
    言葉の世界の、ひらがなの国のお話のようです。
    こともあろうに、濁点「゛」だけが置き去りにされていたのです。
    というのも、「ぜつぼう」の主の姿に、自責の念を感じ、捨ててもらったとか。
    その後の、濁点の彷徨は切々とやりきれないです。
    濁った水に投げ込まれた濁点の昇華が見事です。
    (濁った水というのも絶妙なオチですね。)
    文章も語彙も、絶妙な言葉遊びも、少し高度なので、
    やはり理解できるのは10代になってぐらいからでしょうか。
    独特の風貌のひらがな達の様子は、さすが柚木沙弥郎さんワールドです。
    でも、この絵本からヒントを得て、単に濁点遊びだけなら小さいお子さんから楽しめますよ。
    試しに中学生の息子に読んでもらったら、結構受けました。
    案外、悩み多き思春期の方々には心に響くようです。
    もちろん、中学生以上なら、出てくるひらがな言葉を、漢字で書きなさい、
    と課題も忘れずに。(笑)

    投稿日:2008/10/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絶望という言葉を知ったら!

    題名からしてすごい気になっていた作品。
    ナビの皆さんの感想を読んでますます気になり、
    図書館から借りてきました。

    今までの絵本にない展開で、
    親としてはすごい〜と感じちゃいました。

    濁点が分かってきた息子にもちょうど良いかなあと思ったのですが、
    息子君には「絶望」という言葉も、
    そして最後のキーワードになる言葉も、
    まだピンと来なかったので、
    濁点がついたり、つかなかったりすることによる言葉遊びはすごい面白いようでしたが、
    その最後の展開はいまいちわからなかったようです。
    う〜ん、その展開が分からないのは残念ですね。

    この絵本の良さはやっぱ絶望の言葉を知ってからかなあ〜と思いました^^;

    投稿日:2008/03/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • この展開はすごい!

     このタイトル・・・なに?って、まず想像できませんよね。絵本ナビのメンバーさんのブログで知り、吸い寄せられるように購入してしまいました。

     もう、この作者さんの発想のすばらしさに、脱帽です!

     「なになに?どうなるの?!」という気分で引き込まれ、お終いにきて、「えぇ〜!こうきたか!?やられたぁ〜!」と、ミステリーの謎解きみたいなすっきりした気分になりました。

     久々の、おもしろい感動です!

     ひらがなの世界をこんなふうにおもしろく、せつなく、本当にひらがなにも命があると思わせる絵本は、子どもから、大人までOKですよ!

    投稿日:2008/03/01

    参考になりました
    感謝
    0
  • こんなものの見方があったなんて!

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子16歳、女の子8歳

    大好きな絵本が増えました。やられた〜と言う感じです。高学年から大人まで、ウケること間違いなし。濁点の打ちひしがれた様子にエールを送りたくなりました。高校生の娘も「こういうのもありなんだぁ〜」と感心することしきりでした。絵本ではありませんが、同じ作者の「百人の王様」というお話もおもしろいです。

    投稿日:2008/01/20

    参考になりました
    感謝
    0
  • 濁点遊びに子供も大喜び!

    子供が言葉遊びをするのにいい(きっかけになった)絵本です。

    一見、表紙が堅そうで大人向けの絵本かなぁと思って、
    初めて子供のためではなく、自分のために買った絵本ですが、
    意外や意外、今では子供も僕も
    大好きな絵本になりました。

    難しい言葉や言い回しなどが出てきて、
    子供は内容の全てを理解はしていないでしょうが、
    お話しの中で主人公の“濁点”が主と別れて道端で
    「どなたか私をひろってやってください」っていうくだりで、
    色んな“言葉”にくっ付こうとするのですが、それを真似て
    「“○○”に濁点がついたら“○゛○゛”だねぇ」とか、
    「“パパ”が“濁点”を拾ったらバアバアだねっ」とか、
    布団の中でも、外へ出かけてもそんな言葉遊びというか、
    濁点遊びに夢中になっています。

    しりとりにも似た、濁点遊びが今息子のちょっとしたマイブームです。

    投稿日:2007/12/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 言葉の面白さ

    低学年には、難しかったようです。高学年向きです。ぜつぼうの濁点を希望までもっていった作者に 感心しました。言葉って 改めて見ると面白いですね。絶望が切望・・・。濁点があるとないで、意味が全く変わってきますね。面白い本に出会えて 楽しかったです。

    投稿日:2007/04/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大きな「おせわ」さんに感謝

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子13歳、女の子12歳

    ひらがなの国のお話。「ぜつぼう」にくっついて奉公していた、濁点『゛』が主の悲しみを救うため、自らを捨てて「せつぼう」となってもらい、新しい主をさがすお話。

    こちらのサイトで紹介されて以来、ずっと気になっていました。題名が衝撃的でしたね。

    絵の醸しだす雰囲気とあいまって「゛」の悲しみ、ひたむきさがひしひしと伝わってきました。絶望にくっついていた濁点だからとみんながののしり始めたときには「誰か!もらってあげてよぉ!」と声にだしたくなりました。

    読み終わって日本語って素敵って思いました。文章も落語調とでもいいましょうか、テンポがよく、読み聞かせで使わせていただきましたが、気持ちよく読めました。(って自己満足ですけど…)
    高学年向きとは思いますが、大人も日本語の持つ面白さを改めて考える機会になればいいですね。

    投稿日:2007/02/17

    参考になりました
    感謝
    0

35件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / 字のないはがき / 講談えほん 西行 鼓ヶ滝

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


フランスの大人気絵本チュピシリーズ日本語訳登場!

みんなの声(35人)

絵本の評価(4.72)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット