だるまちゃんがてんぐちゃんの持っている色々なものを欲しがるけれど、おとうさんが出してくれるものは似て非なるものばかり・・・だるまちゃんはそのたびにガッカリするけれど、いい思い付きでてんぐちゃんのと同じくらいすてきなものを見つけます。子供はよく他の子のものを欲しがるけれど、それと全く同じでなくても、工夫すればいいのだという柔軟な発想と姿勢がとてもいいなあと思います。子供にもぜひその姿勢を見につけて欲しい!また、おとうさんが出してくれる色々な類似品はまるで図鑑のようで楽しく、たとえば靴のページでは「これはなあに?」「わらじ」「ブーツ」というように言葉遊びも楽しめます。1点残念なのは、最後にてんぐちゃんとだるまちゃんがトンボとスズメをつかまえて、紐で自分に結わえ付けて遊ぶところ・・・生き物に対してこういう残酷ことはしてほしくないです。見ればイラストのスズメも苦しそうな表情をしています・・・教育上よくないのでは??