大昔のアメリカ大陸に、若いオスのトリケラトプスがいました。
仮に、名前をビッグとします。
そのビッグは水を飲んでいる時、ティラノサウルスに襲われて足を痛めてしまいました。
そのため、この時に助けようとしてくれたクレバーホーンが率いるトリケラトプスの集団に、しばらくお世話になることになりました。
ビッグは、勇敢で仲間思いです。
ティラノサウルスたちがクレバーホーンたちを襲おうとした時も、勇気を出してぶつかっていきます。
じっと隠れていれば、自分は怖い思いをしなくて済んだのに、です。
でもその行動を認められてビッグは新たにビッグホーンという名前を授かり、正式にクレバーホーンたちに受け入れられました。
仲間を思う気持ち、その思いが強ければ強いほど行動につながり、相手に伝わるようです。
そしてそれが自分を助け、ビッグホーンは幸せになりました。
仲間を思う気持ちに限らず、誠実さや優しさ勇敢さを常に持ち続けることはとても大切なことだということを、私はこの絵本から学びました。