灰色のはりねずみの家族は、とうさんとかあさんと、ちいさいぼうや。ある秋の真夜中に、家族そろって散歩に出かけます。みんなはぐっすり眠っていたけれど、2匹のおおかみが起きていて、はりねずみたちを見つけこっそりと忍び寄ります。とうさんとかあさんは気がついて、頭を隠し丸くなって針を逆立て、ぼうやにも「丸くおなり!」っていうのですが・・・。派手な色使いではないのですが、細かいところまで描かれた絵はとても迫力があります。ちいさなこえでよむおはなし・・・という文章からはじまるのですが、テンポのよい訳は、とても読みやすく、また聞きやすいようです。うちの子たちは。動物園に行った時に見るはりねずみの針が、いつも立っていないので残念がっていましたね。