最初のページで「えっ?」となって、最後のページで「ええぇー!」となりました。あっけにとられる終わり方が、心をざわつかせます。おともだちを食べちゃうって、、、モンスターくんと私たちの、友達の概念がちがいすぎて、苦笑い。相手を食べちゃう前に「おともだちになろう」と、あいさつするのが、なんともシュール。みどりのおともだちと、笑顔で手をつないでいる場面、こちらをみつめる4つの目が、怖すぎます。大胆な構図と色使いのオシャレな絵が、ブラックユーモアなお話ににぴったりです。訳文がとてもこなれているので、声に出して読むと、盛り上がりますね。ちょっと刺激的な絵本、大人へのプレゼント本にも、いいなと思いました。