“ばく”が、夢を食べるのは有名な話。
ダヤンの夢が気に入ったばくは、ダヤンのススメで
一緒に暮らすことになります。
ところが、この“ばく”は、とっても世話好き、きれい好き。
そして、なんでも干渉してきます。
最初は、ありがたいって思うけど、
だんだん、束縛されることがいやになって・・・
ここまで縛り付けられると、いやになっちゃうよね。
それから、おなかがすいたからって、急に耳をかじられたり、
しっぽをかじられたり・・・
ちょっと、怖い!
怖い夢を食べてくれるのは嬉しいけど、
こんなばくだったら、私もダヤンと一緒、家に帰りたくなくなる。
ダヤンが留守の間に、ばくはいなくなり、手紙が届きます。
最後のくだり・・・
心のそこからほっとして嬉しいような悲しいような。
ダヤンにとって、ばくはそんなに嫌な奴じゃなかったのかもしれない。
ダヤンの世界は、独特な世界観があります。
読むなら小学高学年から大人の方。
はまってしまった人は、とても楽しめます。