単純な言葉の繰り返しが、ダイナミックな田島氏の絵でお話しを盛り上げています。「いってきまーす」とお散歩に出かけたはりねずみが「つん」と他の動物に出会います。うさぎ、くま、きつねとそれぞれの対応が違っていて面白いのです。最後はまん丸くなって「ころころ ころころ はりねずみ」で「ただいまー」とお家に戻りました。
読む時には少々抑揚にデフォルメとリズムを加えたら?と思います。
言葉の繰り返しの面白さは絵によって何倍にもふくれあがることを、田島氏は証明して下さったように思います。また、私の『大好き絵本リスト』に加わる絵本が見つかりました。