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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

もりのこびとたち」 みんなの声

もりのこびとたち 作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:おおつか ゆうぞう
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1981年05月
ISBN:9784834008418
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,401
みんなの声 総数 35
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35件見つかりました

  • 美しい絵本☆

    これは、想像力をかきたてられる絵本ならではのお話です。

    ちいさなちいさなこびとたち。
    勇敢なお父さんと、優しいお母さん、かわいい4人の子どもたちの生活が四季を通して描かれています。

    森の豊かさと、動物たちが助け合って生きているところがうまく描かれていました。

    中でも、ふくろうにいろいろな知恵を教えてもらう場面はとっても素敵です。

    妖精たちも描かれていて、とってもファンタジー☆

    深い豊かな、そして細やかで美しい挿絵に惹かれます。

    こびとの出てくる絵本はたくさんありますが、
    この1冊は本当に森にすむこびとがいるのではないかしらと
    思わせてくれる1冊です。
    お勧めです。

    投稿日:2010/01/27

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  • スウェーデンの森

    世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本です。
    深い森の奥に、こびとのおうちがあります。
    こびと一家、おとうさんとおかあさん、子ども2人のは、毎日 楽しく季節と共に暮らしています。
    こびとの生活、動物の暮らし、森の四季がすばらしい挿絵で描かれていて、スウェーデンの森はこんなにも美しく豊かなのか、と自分もスウェーデンの世界に入り込んでしまいます。ぜひ一度は読んでみてください。
    ちょっと長いかな?と思いましたが、息子はしっかり聞き入ってくれていました。

    投稿日:2009/12/20

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  • すてきな1年間

    最近シュタイナー教育に興味を持ち、シュタイナー教育関係の本を読んでいた中でこの絵本に出会いました。こびとの親子が出会う四季の移ろいの美しさに、親子で見入ってしまいました。娘は冬の雪遊びが気に入っていたようです。私はこうもりの背中に乗って飛んでみたいと思いました。ベスコフさんの絵本はファンタジーの中に生きている6,7歳までの子どもたちにぴったりだと思います。うちの娘は小1なので、少しずつ現実に生きていくようになりますが、そうなる前に親子でたっぷり空想の世界を楽しみたいです。

    投稿日:2009/07/03

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  • 想像の翼を広げて

     娘の学校で、今週、「Leprechaun(アイルランドに伝わる小さい老人の姿をした妖精)を捕まえるためのわなを仕掛ける」という宿題が出て、親子3人アイディアを出し合って作りました。「わな」と言っても、甘いものやキラキラ光るものが大好きなレプリコーンのために、好物をたくさん用意し、きれいに飾り立てた「小人のおうち」を作る、という感じなのですが、何とも夢があって、楽しい宿題に娘もわくわく!
     そこで、「100人つかまえちゃう!」と張り切っている娘に、さらに大きく想像の翼が広がれば、と思い、この絵本をプレゼントしました。(こちらのサイトでいただいたポイントで初めて購入させていただいた絵本の1冊で、今までクローゼットで長い間温め続けてきた(!)絵本でしたが、時期を待っていた甲斐があって、ちょうどよいタイミングで渡すことができました。)

    娘は「もりのこびとたち〜〜!?」と、タイトルを読んだ瞬間から、興奮気味です。
     きのことそっくりの赤い帽子を被った小人の子供たちが、人間や獣から身を守るために、しゃがんでじっとしているのを見て、
    「Jは、じーっと見ていて、あっ、動いたな、きのこじゃないな!って、つかまえちゃうよ。」
     子どもを背中に乗せて飛ぶ年寄りコウモリには、「Jも乗ってみたい?」と聞くと、「うん!」と元気な答えが返ってきたので、「どこへ行きたい?」と聞いてみると、「Japan!」と、迷わず即答。年寄りコウモリさん、太平洋渡れるかなぁ?
     アリに刺されて泣く小人の子を見て、自分は「ジャイアント」だから泣かないよ、と言って笑い、トロルにさえも、にこにこ顔。「三びきのやぎのがらがらどん」に出てくるトロルは怖がっていましたが、この森に住むトロルは、「joking(ジョーク)してるだけだよ」と笑っています。

    わたすげ(綿菅)の実を摘んで、それを糸や布にする場面は、「ペレのあたらしいふく」の一シーンを見るようですね。人間も小人たちも、自然と深く関わりあって生活していたことがうかがわれます。
     「ふくろうがっこう」では、森で生きていくために大切な「知恵」を教えてくれます。とかく「知識」だけを詰め込んで覚えさせようとする現代の学校教育についても考えさせられるところです。

    森には、春夏秋冬を通して、楽しいことがいっぱい。寒い冬にも、お天気がよければ、子どもたちは、うさぎにそりを縛って、そりすべりを楽しみます。ちょうど数週間前、雪遊びに行ったとき、娘も同じように、飼い犬にそりを引っ張ってもらって滑ったばかりだったので、この場面は特に楽しめたようでした。

     でも、何と言っても、子ども達が待ちこがれるのは春ですね。雪解けの小川で思いっきり遊ぶ子どもたち。
    「こびとのこどもって ほんとに すてきです! だって うえからしたまで ずぶぬれになっったって
    しかられもしないし かぜも ひかないんですよ」
     夕方、草花や果物の汁で染みをたくさん付けて来た娘の服を、ごしごしと手洗いしながら、「この染みって、なかなか落ちないんだよね〜」なんて、ぶつぶつ小言を言ってしまった後だったので、この部分を読んだとき、すぐさま、「ママ!こつん。」と、娘にげんこつをもらってしまいました・・・。
     本当に嬉しそうに、全身で春の喜びを感じながら遊んでいる小人たちの絵を見ながら、「明日は思いっきりどろどろに汚れるまで遊んできていいよ」と、自然に言えました。

    「このさきは、みなさんが じぶんで かんがえてごらんなさい」という終わり方も、本当に素敵ですね。
    娘は、右ページが真っ白のままになっているのに気づいて、「えっ、Jが考えていいの? ここに描いてもいいの?」と聞いてきました。最後の最後にも、もう1枚、白紙が添えられているんですよね(全部で3ページ)。これは、本当に、娘が言うように、子ども達が自由にお話の続きをかくように、という意図があるのでしょうか?
     いずれにしても、粋な終わり方で、本当に物語がどこまでも続いていくようです。「一生の宝」と呼べるような絵本に出会えた気持ちで、娘も私も特別しあわせな思いを味わえました。

    投稿日:2009/03/23

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  • 壮大なファンタジーへの入門絵本

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子8歳、女の子6歳、女の子1歳

     深い深い森の奥に住むこびとの家族の生活を通して、森の季節やあたたかな家族の暮らしが描かれているようで、楽しいだけでなく、読み終えた後とても優しい気持ちになれます。
     「そしてこのさきは…みなさんがじぶんでかんがえてごらんなさい。そしたらおしまいのないおはなしができますよ!」というお話しの終わり方から、「はてしない物語」を思い出しました。ファンタジーの世界へ踏み込む手始めのような絵本だと思います。
     ベスコフの優しいお話と絵、大好きです。絶対おすすめ!!

    投稿日:2008/12/16

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  • ともに育つ心

    • とらのさん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県

    子供の興味は世界、異世界、それに宇宙でだって同じなのかもしれません。森に住むこびとたちの生活が生き生きと描かれているこの一冊、ひょんなところから、目の前にいる自分の子供の姿を想像したりしませんか?秋の収穫のお手伝いや、怖いものみたさのその姿、子供の持つ力を存分の表現していると思います。ベスコフの自然への愛情が、子供へのそれと繋がっていて、季節が過ぎ、一年が経ち、そして春が来てまた次の営みが始まる。終わりの語られていないお話です。続きを想像してみるのもすてきですね。ゆっくりと心を育ててくれる本だと思いました。

    投稿日:2008/11/03

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  • このごほん、おもしろい。

    「このごほん、おもしろい!」と3歳の娘は言います。

    森の中のこびとたちのくらしが、おもしろそうだったり、楽しそうだったり、怖そうなこともあったり、泣いてしまうこともあったりで、1年のいろいろな出来事がでてきて楽しいようです。

    あと、娘はトロルが大好きです。
    トロルがでてくるところでは、必ずおふとんをかぶったり、かくれたり、キャーキャーいったり、楽しそうにしています。

    私は、こびとの子供たちの表情がどれも自分の娘にそっくり、というか、娘と同じような表情で描かれていて、かわいらしくて大好きです。

    ありにやっけられて泣いている子
    ふくろうさんの前ではずかしがって下を向いてしまっている子

    などなど、本当に我が娘のようです。
    私自身も大好きな絵本です。

    投稿日:2007/12/14

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  • さらにベスコフ☆ファンになりました。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    『ちいさなちいさなおばあちゃん』…でベスコフさんの魅力に気付かされ
    『おひさまのたまご』…でベスコフ・ワールドに引き込まれた私。
    そして このお話を読んで ベスコフさんの全作品を知りたくなりました。

    森に暮らす 小人の家族の1年が描かれた絵本です。
    四季折々の暮らしを楽しみ
    そんな環境の変化には 自分達の生活をあわせていく…
    昔の人たちのあたり前だった日常が描かれています。
    子供たちの学校の先生は 森の中で 誰よりも賢いフクロウさん。
    そこでは 森で生きていくための知恵を教えてもらいます。
    勇敢なお父さんからは 身を守る術を
    優しいお母さんからは 収穫の悦びを…
    子供達は 遊びながらしっかり学んで育ちます。

    便利になりすぎてしまった現代の生活や
    家族・地域のあり方を見直すきっかけをくれる絵本にもなりそうです。
    これから大人になる子供たちに
    繰り返し読んで欲しいと思える 素晴らしい作品だと感じました。

    最後にベスコフさんからされている
    このお話の続きを作ってみて…の提案も素敵☆
    すさんだ近未来を描くお話が多い中
    小人達の暮らしを通して 
    穏やかな未来を想像してみるのも良いかもしれませんね。

    投稿日:2007/03/15

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  • すてきな森の暮らし

    森に住むこびとたちの暮らしぶりは、読んでいるとわくわくしたりほのぼのしたり。森の動物たちとの日々が四季を通して描かれている、楽しい作品です。
    こびとといっても何もかもがありえないような世界ではなくて、人間の暮らしと共通する部分もたくさんあって、時にお父さんにきつくしかられたり、冬の厳しさのために家族みんなでこつこつ準備をしたり。そんなところがこの物語に親しみを持たせていると思います。
    素敵なのは最後のページに、「このさきはみなさんがじぶんでかんがえてごらんなさい。そしたら、おしまいのないおはなしができますよ!」という読者への呼びかけ。読み終わって子どもと色々想像してみたら楽しそう。

    投稿日:2007/01/06

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  • 素敵。

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    なんと素敵な絵本なんでしょう!
    森の小人の一年が描かれています。りすとかくれんぼしたり、小川であそんでみたり、人間(ここでは小人ですが)も森に生きる動物のひとつなんだと考えさせられます。
    絵もお話もすばらしく、まさに北欧の本って感じです。我家の娘は案の定、妖精が出て来たところで大喜びでした。
    もりのフクロウ博士からお勉強を教わります。でも算数とかではなくて森で生きて行くための必要な知識です。本来お勉強とはそういうもなのよねー、とここでも感心。
    さらにこの作者が好きになったのでした。

    投稿日:2006/12/18

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