「ゆっくりいそいで」 みんなの声

梅雨の時期に何度か読み聞かせで読みました。
なまけものが2ひきでジャングルのパラソルを見に行くお話。

「パラソルってこんなかなー」と、くもの巣の雨つぶや鳥たちの雨宿りを見ながら、見たいなーという思いを膨らませながらパラソルをめざします。

わくわくしながら、でも、動きが遅いのでこちらは早く早くと思う。まさに「ゆっくりいそいで」です。

絵は細かく丁寧に書かれていて、見開きの迫力！色もきれいで見ごたえがあります。

他の動物に抜かされてしまう後半。2ひきであせりながら、励ましあいながら、もう少しとあきらめずにがんばってる姿は、子供たちも真剣に聞いてくれました。
最後は見れてよかったーとほっとあたたかくなります。

何度も読み返したくなる本です。

もう、ナマケモノってヤツは…（笑）

雨の日のジャングル。上までのぼれば、ジャングルのパラソルを見ることができる！？
ところが、そのパラソルは、すぐに消えてしまうとか…。
なんだろう…？でも、なんか凄そうで、気になる！！
もちろん、ナマケモノだって気持ちはおんなじ。だから、「ゆっくり…ゆっくり…いそいで…いこう」。

誰よりも早く出発したのに、どんどんどんどん抜かされるし、でも動きは相変わらずだし、パラソルは消えちゃうかもしれないし、うちの娘は「はやくしないと、まにあわないよ〜！！！」と、イライラ・ハラハラ（笑）。
どんなに急いでも、「ゆっくり…ゆっくり…いそがなくっちゃ…」。
まるで、コントです（笑）

この、じれ〜った〜いっカンジ、娘の反応がおもしろかったです（笑）
大丈夫！パラソルはちゃんと見ることができるので、安心してじれったさを味わって下さーい♪

4歳0ヶ月の息子に読んでやりました。行動が遅い息子に、この絵本は「ゆっくりだけどいそいで、いそいで」というフレーズが耳に残ったみたい。いつも「早く早く」でしたが、ちょっとこういう変化球もおもしろいかも。まずはこういう耳に残るフレーズで息子に楽しみながら行動を続けてもらう。その上で慣れたら早くなるかも・・・と、この本にちょっと感謝。ナマケモノくんたち、ありがと！君たちもこつこつと続けたかいがあって、虹が見られたのだからよかったね、と思いました。なんだか達成感があって、気分がすっきりする絵本でしたよ。

ジャングルに　あめが　ふりだしました。
おおい　みにいこうよ　ジャングルの　パラソル・・・

こんなふうに始まったお話に
『ジャングルのパラソルって一体。。何〜？？？』と
子ども達は最初から絵本を覗き込んで釘付けになりました。

うっそうとしたジャングルの中を登っていくのは
２匹のナマケモノ。ゆっくり、ゆっくり、いそいで。。
ぼくらには無理さ。。今日こそは見られると思うんだ。。

いろんな動物との会話の中で少しずつパラソルが何なのか
わかっくるのですが、聞いている子ども達のワクワク感が
私にも伝わってきて一緒にワクワクしちゃいました＾＾☆
暗いジャングルがてっぺんの方に近づくにつれて
だんだん明るくなってくる絵も素敵です。
ラストは、うわ〜！きれい〜！と思わず声が出ていました。

ナマケモノになったつもりで、ゆっくりゆっくり読むのも
楽しかったです＾＾☆