ほいくえんにやってきたフンパーディンク。みんなの大好きなすべり台をこわしてしまいますが、ジャングルに飛び出して、ぞうの長いお鼻ですべり台を楽しみます。みんなの喜ぶ顔を見ながら、うれしい気持ちがよく伝わってきます。
特にいいなあと胸を打たれたシーンは、すべり台をこわしてしょんぼり落ち込んだあと、「フンパーディンクが好きなことをやろう」と、子どもたちが提案するところ。普段、友だちとのかかわり合いの中で、こういうふうに声をかけることができたらいいですね。いっしょにお互いの好きなことをすることで、新しい発見がうまれそうです。
友だち思いなやさしい子どもたちと、力持ちのゾウくんの絵がゆかいに描かれていて、温かい気持ちになりました。