ハリネズミの男の子、くるりん。びっくりした時、恥ずかしくてドキドキした時、
すぐにクルリン!と丸くなっちゃいます。
森のみんなと友だちになりたいくるりんは、おかあさんの猛特訓のおかげで
「こんにちは」のあいさつが何とか言えるようになりました。
そしてあるお天気の日、お母さんに見送られ、一人で散歩に出掛けます…。
主人公のくるりん、文句なく可愛いです(^-^)ニンマリ
恥ずかしがりやのくるりんに自信をつけようと、温かく&力強く応援するお母さん。
動物たちのお面+しっぽを使っての練習や、にわとりさんに「こ…」、きつねさんに
「こん…」と声を振りしぼるシーンなど、おかしくて可愛くて大笑いでした。
読みながら、いつしかこちらまで「くるりん、頑張れ!」と応援していました。
くまさんに会った時、あまりの大きさにびっくりするものの、クルリンとなるのを
精一杯こらえるくるりんの姿には、涙が出そうでした。
とうとう気を失ってしまったくるりんを心配そうに覗き込む動物たち。
このシーンだけ視点が変わり(空を見上げる、くるりんの視界がそこにある)、
思わずくるりんになった気分になれました。楽しい!
最初から最後まで、温かく幸せな気分で読めました。素敵な絵本です♪