現れたのはとらねこ。猫のお手伝いさんでした。
お手伝いさんは、子供をおんぶし掃除しながら猫語の子守唄を歌って、洗濯して、適度に遊んでくれてお風呂にも入れてくれます。お散歩にだって連れていってくれます。鳥のえさやり、お客さんへのお茶に買い物、最後は赤ちゃんを寝かしつけてってくれます。
おおよそお母さんの仕事は全部やってくれるのでした。
こんな猫、来てくれたらいいなぁ。
作者が育児と仕事で大わらわで、猫の手も借りたい時に「おたすけしましょ」と本当に来てくれたらなぁと描いたものが、12年の年月を経て本になったそうです。
作者の愛が感じられるつくりでした。
ふわぁっとした水彩画のような赤ちゃんとねこの絵は、なんともかわいらしく心和みました。
ママ業って大変。きっと全国のお疲れママの心も和ませてくれますよ。