我家で大人気のティラノサウルスシリーズの第6段。
読後に号泣できませんでした。
何故こんなことを書くかというと、このティラノサウルスシリーズでの評価の基準は号泣できるかどうかと思っているからです。
それだけ、水準の高いシリーズだと思っており、この作品はそうした観点からすると最高レベルではないかも知れません。
でも泣けました。
ティラノサウルスと3匹のホマロケファレとの友情を描いたものですが、住んでいた場所が離れていたので、言葉が通じないという設定です。
それが大きなポイントになっているのですが、小さいお子さんだと理解できないかも知れません。
その設定の説明のために、文章が多くなっているという印象は否めないと思いました。
この作品では珍しく雪が登場します。
一面雪のシーンのティラノサウルスは、新鮮な感じがしました。
「ことばが つうじなくても
こころが つうじあうことのほうが、
どんなに ステキで
たいせつだってこと、
おまえたちに おしえて
もらったよ・・・・・ありがとう」
宮西さんならではの珠玉の言葉は健在で、パパに読み聞かせして欲しい一冊です。