大好きな「チリとチリリ」シリーズ、今回の舞台は原っぱです。
いつものように自転車に乗って、おうちを出発するチリとチリリ。
可愛い会話と共にページをめくると現れる、見開きのタイトルページ。
「今回はどんな冒険が待っているのかな?」、このワクワクする感じが大好きなのです。
草むらを抜けると、アラ不思議!チリとチリリが小さくなってしまいました。
このちょっとファンタジーな世界が、このシリーズの素敵なところなんです。
どいかやさんの描く小動物の可愛らしさは言う間でもありませんが、それはトカゲや小さな虫たちも同じ。
そんな小さな生き物たちにも愛情を注いで描かれてあるのが伝わってきます。
そして、出てくる食べ物がまた独創的で、美味しそうで・・・
特にほたるいしで作ったキャンディーの綺麗なこと!
昔食べたジュエルリングや純露を思い出しました。
まさに宝石ですね(^^)
ちょっと原っぱに出かけて自然や小さな生き物たちに触れたくなる、そんな素敵な絵本です。