2歳後半の子供と読みました。
ちびゴリラのちびちびの話だけど、ただそれだけじゃない、
「子供愛する社会」の話だと思いました。
親がわが子を愛するのは、当然のこと。
でもそれだけじゃなくて、おじいちゃんも、おばあちゃんも、近所のおばちゃんも、近所の親子も、みんなで子供を愛し、守って行こう、という気持ちが絵本のそこかしこから伝わってきます。
作者はゴリラが大好きとのことなので、単にゴリラへの愛情が描かれているのかもしれません。
でも、その愛情は「子供」という世代をつなぐ宝物一般に還元できます。
子供はいずれ、大きくなる。
その当たり前のことにも、もう一度目を向けさせてくれました。
そして、大きくなっても、ずっとずっと大好きだということも。