この絵本、有名なんですね。でも、私は最近まで知りませんでした。
世間の評価の高い本ですが、最初、私が黙読でさらっと読んだときは、単調でつまらないと思いました。
でも、子どもたちに読んで聞かせてみると、柔らかくてとても心地いい文なんですね。
絵本って、声に出して読むべき本なんだなと改めて感じました。
上の子にって思っていたのですが、1歳の下の子がお気に入りになりました。内容は理解していないとは思いますが、絵も優しいし文も優しいし、心地いいのでしょうね。
自分で本棚から出してきて、何度も読まされています。
上の子も好きではありますが、弟があまりに好きなんで、姉は弟が好きな本、という捉え方をしています。
そして、私が忙しい時など、弟に読んでやっている声が聞こえてきます。親としてとても微笑ましく感じます。
大人目線でこの本を読むと、
昔は子どもって、親だけでなく、祖父母や親戚、そして地域の人たちみんなに育てられてきたんだろうなと、そして、最近は、そういうことが少なくなってきたなと、そういうことを考えました。
本に出てくる「こどものぞう」にしても、きっと森のみんなに愛されていて、だから、ちびちびのことが好きなんだろうなと思いました。
そして、私自身、自分の子どもだけでなく、親戚や地域の子どもたちみんなを愛し見守り育てられる大人でありたいなと感じました。
(実際には、自分の子どものことでいっぱいいっぱいなんですが)