とっても友達好きで友達思いのにわとりさんが見つけた、魔法のような箱。スマホを的確に表現していて、小さな子どもたちだけでなく、中学生や大人たちにもおすすめしたい本です。
身近な友達をないがしろにして、どんどんスマホのお手紙にのめりこんでいく様子が共感を呼びます。きっとすてきな友達にちがいないと妄想がふくらんでいって、パーティ―に招待したら、オオカミだったなんて! こわいですね。でも、現実世界でも同じことがおこっており、身につまされます。
自分を守るために、家族みんなで読むといいですね。堅苦しくなく、表現もゆかいで絵本としてとても楽しめます。がっかりな友達はいらないという表現が、特に心に残りました。